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06月15日-03号

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  1. 備前市議会 2022-06-15
    06月15日-03号


    取得元: 備前市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-06-10
    令和 4年 6月第2回定例会              第 2 回 定 例 会 会 議 録 (第3号)会議開閉日時  令和4年6月15日  午前9時32分 開議    午後3時57分 散会会議の場所   備前市役所議場出席した議員の番号氏名  1番  草 加 忠 弘      2番  丸 山 昭 則      3番  奥 道 光 人  4番  内 田 敏 憲      5番  松 本   仁      6番  藪 内   靖  7番  青 山 孝 樹      8番  山 本   成      9番  森 本 洋 子  10番  石 原 和 人      11番  西 上 徳 一      12番  立 川   茂  13番  尾 川 直 行      14番  土 器   豊      15番  中 西 裕 康  16番  守 井 秀 龍欠席・遅参・早退した議員の番号氏名  欠席 なし  遅参 なし  早退 なし説明のため出席した者の職氏名  市長      吉 村 武 司  副市長     杉 浦 俊太郎  教育長     松 畑 煕 一  市長公室長   藤 田 政 宣  総合政策部長  梶 藤   勲  総務部長    今 脇 典 子  市民生活部長  濱 山 一 泰  保健福祉部長福祉事務所長    文化観光部長  大 岩 伸 喜                           森     優  産業部長    河 井 健 治  都市整備部長  大 森 賢 二  教育振興部長  石 原 史 章  社会教育部長  波多野 靖 成  教育まちづくり推進部長      国際教育推進部長守 屋 孝 治                           大 橋 宗 志  総合支所部長  杉 田 和 也職務のため議場に出席した議会事務局職員  事務局長    石 村 享 平  事務局次長   大 西 健 夫  議事係長    青 木 弘 行  議事係主任   楠 戸 祐 介 △議事日程並びに付議事件(結果) 番号議事日程付議事件等結果1追加議案の上程 ・市長提案説明議案第56号 備前市監査委員の選任同意について説明議案第57号 日生総合支所耐震長寿命化工事請負契約締結について説明2議案質疑議案第56号 備前市監査委員の選任同意について──3採決議案第56号 備前市監査委員の選任同意について同意4一般質問  ・9番 森本洋子議員  ・12番 立川 茂議員  ・2番 丸山昭則議員  ・13番 尾川直行議員  ・10番 石原和人議員通告事項一般質問通告表のとおり)                              ;── △一般質問通告事項 順位通告者氏名質問要旨答弁者19番 森本洋子1 コロナ禍の影響について  ① 産後ケアについて  ② 帯状疱疹ワクチン接種の助成について市長 (再質問あり)2 有害鳥獣対策について  ① 本市の駆除の現状について  ② 駆除奨励金について市長 産業部長 (再質問あり)212番 立川 茂1 備前市における林業への取組みについて  ① ナラ枯れ被害拡大防止への近隣連携と対応について  ② 備前市の林業の特色と特産品の創造は市長
    産業部長 (再質問あり)2 令和3年度繰越明許費について  ① 事業予算が繰り越されることへの見解を  ② 事業計画への見通しが甘かったのでは  ③ 災害復旧事業が進展しないことへの見解は市長 (再質問あり)3 教育行政について  ① 中学校区内の進学率と魅力ある学校創りについて  ② 学校現場は荒れているのか、登校しにくい児童生徒はどの程度か。    また、どのような対応策を支援・指導しているのか教育長 教育振興部長 (再質問あり)32番 丸山昭則1 香登認定こども園について市長 教育振興部長 (再質問あり)2 児童の通学路について市長3 香登駅前の駐車場の増設及び整備について市長4 西鶴山地区の赤穂線の駅について市長5 備前焼ミュージアムの改修について市長6 備前市中央図書館建設について市長7 旧アルファビゼンの建て替えについて市長 都市整備部長 (再質問あり)8 備前焼フェアの開催について市長9 備前焼まつりを今後どうするのか市長10 備前市の小中学生に英語の推進は教育長11 日本遺産が二つあるが、ウィズコロナで観光事業の考えは市長12 JR日生駅舎の改修について市長13 日生総合支所の長寿化及び耐震対策は(取下げ)──14 三石地区にコンビニエンスストアがないが市長 (再質問あり)15 三石小学校の講堂について市長413番 尾川直行1 新図書館建設学校図書館等環境整備について  ① 旧遊技場を建設候補地として取り組むこととなったいきさつ  ② 「新しい図書館を創ろう会」の活動、進め方、スケジュールは  ③ 新図書館建設と全体構想について市長 教育長 (再質問あり)2 旧アルファビゼン減築設計・活用策について  ① 減築案と解体案との比較検討結果と今後の計画・スケジュールは  ② 各種学校誘致市民センターの移設等今後の活用について市長 (再質問あり)3 文化遺産の保存と活用、博物館法改正について  ① 博物館の登録、展示資料の連携強化のため施設整備を行うべき  ② 「文化財保存活用地域計画」の認定に伴う取組みについて  ③ デジタル技術の活用、文化観光拠点施設としての対応充実を  ④ 郷土ゆかりの作家の顕彰を市長 教育長 (再質問あり)4 備前緑陽高校の魅力化と小中学校のコミュニティスクール導入について  ① 高校進学状況の実績と所見・今後について  ② 「社会に開かれた教育課程」の実現に向けた特色化・魅力化とは  ③ 地域とともにある学校にコミュニティスクール導入を市長 教育長 (再質問あり)510番 石原和人1 市民活動に対する保険について市長2 市内各所の遊具等について市長 都市整備部長 (再質問あり)3 公共交通について市長 (再質問あり)4 土地取得について市長 (再質問あり)5 企業版ふるさと納税について市長 (再質問あり)6 市政運営について市長 (再質問あり)7 教育について教育長     午前9時32分 開議 ○議長(守井秀龍君) 皆さん、おはようございます。 ただいまの出席は16名であります。定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程1、本日市長より追加送付されております議案第56号及び議案第57号を上程し、市長から提案理由の説明を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) 皆さん、改めておはようございます。 それでは、提案理由の説明をいたします。 議案書の1ページ、議案第56号備前市監査委員の選任同意についてでありますが、土器豊議員を選任いたしたく、地方自治法第196条第1項の規定により、提案するものであります。 3ページ、議案第57号日生総合支所耐震長寿命化工事請負契約締結についてでありますが、有限会社吉形工務店と2億4,585万円で請負契約を締結するものであります。 以上、簡単に御説明いたしましたが、詳細につきましては10ページの細部説明書を御覧いただき、御審議のほどよろしくお願い申し上げます。 ○議長(守井秀龍君) 提案理由の説明が終わりました。 議案協議のため、暫時休憩いたします。     午前9時34分 休憩     午前9時50分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開します。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~     (土器議員は除斥) ○議長(守井秀龍君) 日程2、これより議案第56号の質疑を行います。 質疑を希望される方の発言を許可します。 15番中西議員。 ◆15番(中西裕康君) それでは、私は1点だけお尋ねしたいと思います。 この案件の委員の選任については昨日午後議長よりお電話があり、このようにしたいというお話がありました。私は突然の話でびっくりしたわけでありますが、備前市議会選出の監査委員であります。議会にどのように諮られたのか、私はお尋ねをさせていただきたいと思います。議会でどのように諮られたのか、お聞かせ願いたいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質疑に対する答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 6月9日に議長から推薦をいただいて今回の議案上程になりました。その前に市長公室長から議会に対して推薦の依頼をしておりました。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 中西議員。 ◆15番(中西裕康君) 備前市議会推薦の、選出の監査委員でありますから、当然議員一人一人にはどのようにいたしましょうかというのが諮られたと私は思っていたんですが、私は一度もいかがしましょうか、誰がよろしいですかということは一度もお伺いをしておりませんでした。今日、議運でこのような議案が出てくるということで私はこの日程には同意ができないということでお話をしたところ、先ほど15分間の休憩を挟んで会派の中で相談をしてくれと初めて私も相談をさせていただきました。 備前市議会選出の監査委員がこのような形で議会の議員の同意もないまま提案されてくるというのは私は異例のことだと思います。賛否はあったとしても、やはり議員一人一人にそのことがしっかり論議される、議論される、そういうことが私は備前市議会推薦の監査委員については必要だと思っています。もしそれがないんなら、議会選出の監査委員というのは全く意味がないというふうに思うわけであります。そういう実態を市長はどのように考えておられるでしょうか。見解をお聞かせ願いたいと思います。議員全てには諮られていないということであります。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先ほど申しましたように、議長から6月9日付で推薦書が届いておりますので、速やかに議会に提案をいたしました。議員間でどのような議論をされるかということは、議員間でお決めになることだろうと思っております。市長部局でとやかく言うことではないと思っております。 ○議長(守井秀龍君) 中西議員の質疑を終わります。 質疑を打ち切りまして御異議ありませんか。     〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、議案第56号についての質疑を終結いたします。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程3、これより議案第56号の採決を行います。 お諮りいたします。 本案は委員会付託、討論を省略し、原案に同意することに御異議ありませんか。     〔「異議なし」「異議あり」と呼ぶ者あり〕 異議ありとのことですので、起立により採決を行います。 それでは、本案は原案に同意することに賛成の方の起立を求めます。     〔賛成者起立〕 起立多数であります。よって、議案第56号は原案に同意することに決しました。     (土器議員入場 14番議席へ着く)   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 日程4、一般質問を行います。 13名の方からの通告を受けております。 重複する質問は努めて排除していただき、執行部における答弁は簡潔にお願いいたします。 また、備前市議会基本条例の施行に伴う留意事項を申し上げます。 議会基本条例第10条第3項による質問趣旨の確認等は議長の許可を得てから発言願います。 なお、許可後の発言中は、質問持ち時間の計測を停止する取扱いといたします。 それでは、通告に従い、順次発言を許可いたします。 まず、森本議員の一般質問を願います。 9番森本議員。     〔9番 森本洋子君 登壇〕 ◆9番(森本洋子君) おはようございます。 それでは、通告に従いまして、一般質問を行わせていただきます。 大きな1点目、コロナ禍の影響について。 1点目の産後ケアについてお尋ねしたいと思います。 出産後の母親と乳児の心身のケアや育児相談などをサポートする産後ケア事業があります。近年は、核家族化や晩婚化が進み、また近隣との関係が希薄になっている社会において、産前産後で心身が不安定な状態にもかかわらず親族などの実家に頼ることのできない母親もいます。さらに、長引くコロナ禍の状況で自宅での生活時間が長くなり、子育て中の母親が産後鬱を発症する事例が増えていると言われております。そのため、産後ケアはとても重要な事業であると考えます。備前市の産後ケアの現状を教えていただきたいと思います。 2点目、帯状疱疹ワクチン接種の助成についてお尋ねしたいと思います。 帯状疱疹とは、子供の頃に感染する水ぼうそうのウイルスが原因で感染後も体の感覚神経に潜伏し、大人になって加齢や疲労、ストレスや基礎疾患等によって体の免疫力が低下することで潜伏していたウイルスが再活性化し、発症する病気です。50歳代から発症率が高くなり、80歳までに約3人に1人が帯状疱疹を発症すると言われております。帯状疱疹が現れる部位によっては角膜炎、顔面神経麻痺、難聴などの合併症を引き起こすことがあるそうです。 帯状疱疹の発症に対して50歳以上の方はワクチン接種で予防することができます。帯状疱疹ワクチンには不活性ワクチンと生ワクチンがあるそうです。生ワクチンは、病原体となるウイルスや細菌の毒性を弱めて製造されているそうです。不活性ワクチンは、病原体となるウイルスや細菌の感染力を失活もしくは病原体を構成する物質を基にして製造されているそうです。 平成30年6月に国の厚生科学審議会ワクチン評価に関する小委員会において定期接種化を検討中のワクチンの一つとしても上げられているものの、引き続き期待される効果や導入年齢に関して検討が必要と結論づけているそうです。 現在、新型コロナウイルス感染症が蔓延する中で、帯状疱疹を発症する高齢者が急増している現状から、内閣府より各自治体の判断によりコロナの影響により発生する住民の負担を軽減するため、帯状疱疹ワクチン接種に係る費用負担の軽減に地方創生臨時交付金を活用することは可能との見解が出たとお聞きしております。 既に、帯状疱疹の予防接種費用の助成を行っている自治体もあります。帯状疱疹の発症を防ぐ意味から一定の年齢層を対象に帯状疱疹ワクチンへの助成を進めるべきと考えますが、市長の見解をお聞かせください。 大きな2点目、有害鳥獣対策についてです。 有害鳥獣の駆除については猟友会駆除班の皆様の取組に感謝申し上げます。 備前市鳥獣被害防止計画には猟友会駆除班の構成員の高齢化、狩猟者が減少し、駆除活動の負担が増えていることを指摘、新規狩猟者の確保、捕獲技術の向上、資材の整備を課題としています。そのような中での有害鳥獣駆除奨励金の減額、減額は厳しいとの声をお聞きいたしました。駆除ができない、しないとの声もありました。その場におられた市民の方からは、農作物の被害が増えることへの懸念の声もありました。 そこで、2点お尋ねいたします。 1点目、駆除数の現状をお知らせください。 2点目、駆除ができないとの声についてどのように思われるのか、見解を求めたいと思います。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、森本議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、産後ケアについてでありますが、産後ケア事業は産後間もない母子で育児支援を必要とする人を対象に、国のガイドラインに沿って母子の愛着形成を促し、母子とその家族が健やかな育児ができるよう支援することを目的に実施しており、事業の主な内容としましては、産科等の医療機関での授乳指導や新生児、乳児の状況に応じた育児指導、母親の不安感を軽減する心理的支援などのほか、今年度からは助産師等の家庭訪問による支援も対象としております。令和3年度の利用者については2名で、それぞれ1泊2日を1単位として宿泊型の6単位を利用されております。妊娠届や出生時の届出の機会を捉えた保健師や助産師による面談時には妊産婦さんの気持ちに寄り添い、産後ケア事業を含めたフォローをしっかり行ってまいりたいと考えております。 2点目、帯状疱疹ワクチン接種の助成についてでありますが、各種予防接種予防接種法に基づき市町村長が実施する定期接種と希望者の皆様方が各自で受ける任意接種とに分類されております。 議員御質問の帯状疱疹ワクチンにつきましては任意接種に位置づけられ、接種に関しては自己判断で行われているものであります。任意接種の場合、一定の効果はあるものの、全員に対する効果が明らかでないこともあり、また副反応が強く出るなど一部課題が残るワクチンもあります。接種に当たっては、医師に十分相談いただいた上で接種することが望ましいと言われております。 現在、国ではワクチンの有効性、安全性及び費用対効果などに関するデータ収集を行っている状況で、県外では費用の一部を助成している自治体もございます。本市におきましても、今後他市の状況を参考に国の動向も注視しながら研究してまいります。 2番、1点目、本市の駆除の現状についてでありますが、配付させていただいております資料のとおりであり、捕獲数の傾向としましては減少傾向となっておりますが、近隣市町と比較しますと圧倒的に捕獲数が多いのが現状であります。 2点目、駆除奨励金についてでありますが、駆除期間中にイノシシ、鹿の成獣1頭を駆除した場合には、駆除奨励金として1万5,000円が支払われていました。令和4年度は、駆除による農作物被害への効果や市の財政状況等を勘案して1頭当たり1万1,000円としております。 また、これとは別に各駆除班に対しまして10万円から12万円の活動奨励金も交付しているところであります。駆除班の方々には厳しい財政状況を御理解いただき、引き続き駆除班活動を実施していただきたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) 御答弁ありがとうございました。 それでは、再質問に入らせていただきます。 まず、上の1点目の産後ケアについてです。 皆さんしっかりと取り組んでくださっているのは重々分かっております。ただ、利用人数が少ないというのも現状であるんですけれども、近隣の自治体でも不幸な事件が最近起こったばかりですので、相談ができていなかったというお声も事件の背景にお聞きしております。要望がなかったから、人数が少ないからということではなくてやはり声かけ、寄り添っていくアウトリーチという体制をしっかり取っていただかないと、産後鬱というのはお母さん方が籠もってしまう傾向にあるので、なかなか外からは見えないというのが現状であります。 私が危惧しているのは備前市からそういう不幸なことが起こらないように一つ一つの家庭を丁寧に見ていただきたいと思うんですけれども、市長いかがでございましょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員のおっしゃるとおりと思います。過去4年間の実績を見ましても、残念ながら数名の利用者でございます。産後いろんなケアが必要であろうと思っております。それは備前市の少子・高齢化にも寄与することであります。健全な母子健康というのは備前市にとっても大事なことでございます。担当部局にもよく対応するようにお願いをしているところでございます。また、今後何かありましたら御意見等も賜りたいと思います。どうぞよろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) よろしくお願いいたしたいと思います。 2点目の帯状疱疹ワクチンなんですけど、これも全国的にはまだまだ29、30ぐらいの自治体しか取り組んでいないという助成制度なので、まだまだこれからだとは思うんですけれども、市内で帯状疱疹にかかられた方で高齢の方で、結局完治するのに1年ほどかかったという事例も私お聞きしました。 これは完治するのがなかなか難しいということで、ワクチンで予防できるものであれば予防していただいて、医療費の軽減にもつながっていくというふうに思いますので、先ほど市長からもしっかりほかの自治体、国の状況も見ていきますということだったので、そのとおりになるかとは思うんですけれども、ワクチンのほうが高額になってくるので、今のところの段階では。大変高額なワクチンのお金になってきますから、受けたくても受けられないという現状もあるかもしれませんので、その点一度市内のほうもしっかりと調べていただいて、もしそういう声が大きければ確かに国の状況を見ていくことも必要かもしれませんけれども、ある程度人数がそう多くないのであれば、何とかその数名の方を助けるためにも助成のことを考えていただきたいというふうに思っております。いま一度お願いを申し上げます。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は私もかかりまして、お医者へ行きました。ストレスが原因じゃないかというような診断を受けて1週間ばかり薬を塗りました。 県内では今のところ補助制度はないそうであります。国内では今現在東京都の文京区と愛知県の名古屋市等に制度設計があるということをお聞きしております。よく保健福祉部とも相談しながら考えていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) 次の有害鳥獣の対策についてなんですけれども、この選挙戦で皆さんにお話を伺うことがあって、お声をたくさん聞きました。私自身はしっかり説明された上で了解をしていただいて減額で話が進んでいるものと思っていたんですけれども、お話を聞いたらなかなかそういう現状ではなかったということで、もう駆除をするのをやめようかというお声もお聞きしたので、たまたまそこの近くにいられた市民の方がそれだったら私たちは困るというようなお声があったので、当初は多分きっと説明に出向いて了解をいただいていると思うんですけれども、その点どのような説明をされて了解を取られたのか、お聞かせ願えたらと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井産業部長。 ◎産業部長(河井健治君) 説明のほうは駆除班の代表の方のほうへこういったことで御理解をいただきたいというふうな説明のほうをさせていただいているところでございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) 代表の方にお伝えして、その後会員の皆様になかなか市のほうの本意が伝わっていなかったのかなあというふうに思っております。 私のほうも大変備前市の財政状況は厳しいので、皆さん補助金とかなりを2割カットということを努めているので、その点も踏まえていただきたいというふうなお話もさせていただいたんですけれど、会員の方にはそこまでのお話がどうも伝わっていなかったのかなというふうに思っております。 今回、いろんな事業でもどうして減額なんですかというてお声を聞くんですけれども、なかなかそこまで皆さん御理解をいただいていないので、私としては多分説明をしっかりはしてくださっているとは思うんですけれど、なかなか説明不足かなという点も感じることが多々ありますので、もう事業としてはスタートしてしまったんですけれども、皆さんがそういいながらも駆除活動をしてくだされば私としてはそれでいいんですけれども、なかなかそれが本当にもう駆除をやめられてしまって被害が広がってきた場合、市としてはどういうふうな対応を考えられるか、もう皆さんにこのままの現状でお願いしていくということにはなるとは思うんですけれども、いやいや増額をお願いしたいという要望とか今後出てくるかもしれませんけど、その点市のほうとしては今後どのような対応を考えておられるのか、今まだ数字的には減っているということではないと思うので、答えにくいかとは思うんですけれども、市の取組としてはどういうふうにお考えなのか、この時点でで結構ですので、教えていただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) この補助金については私の前の期のときにたしか4,000円からスタートして8,000円に上げ、そして1万5,000円までになっておりました。県下実は自治体でこれ全部ばらばらであります。当然、鹿やイノシシ、市町村をまたいで移動するわけであります。そのようなことで、補助金が高ければ頭数が当然増えてくる可能性がありまして、本当に備前市の駆除数は高い位置を維持しておりました。岡山県下全域の各自治体の補助率も勘案して、今年度はこれでお願いをしたいというようなことであります。 また、残念ながら猿も備前市内では一、二か所出ておりますので、それも対象にさせていただいております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 森本議員。 ◆9番(森本洋子君) 市長がおっしゃるように、栃木県なんかではニホンザルは高いところでは1万8,000円出されているところもあったりして、それぞればらばらなので、一概には金額的なことは申し上げられないんですけれども、取り組むのであれば会員さん一人一人に御納得いただけるのは厳しいかもしれませんけれども、やはり説明責任を行っていくというのは大切なことだと思いますので、これからいろんな事業があると思うんですけれども、説明をしっかりしていただいて、納得できなくても一応そういう理由は聞いているというような共通認識でいっていただきたいというふうに思っておりますので、お願い申し上げます。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で森本議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、新型コロナウイルス感染症対策のため、暫時休憩いたします。     午前10時17分 休憩     午前10時35分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、立川議員の一般質問を願います。 12番立川議員。     〔12番 立川 茂君 登壇〕 ◆12番(立川茂君) それでは、失礼をいたします。通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 今回は、大きく3点についてお話をさせていただきたいと思います。 1点目、備前市における林業への取組についてであります。 備前市の市章に使われておりますカラーを見ると備前焼の赤、海岸部の青、森林部の緑が使われており、まさに地域をうまく表現していると感心をさせられております。そこで、今回は緑色、つまり森林部にある林業にスポットを当てさせていただきます。 2019年3月、森林環境税及び森林環境譲与税に関する法律が成立し、これにより森林環境税は2024年度から課税、森林環境譲与税は2019年から森林面積や林業従事者数などから案分剰与がされております。申すまでもなく、森林の有する公益的機能は地球温暖化防止、脱炭素のみならず国土の保全や水源の涵養等、広く恩恵を与えるものであります。 一方、所有者や境界が分からない森林の増加、担い手不足等が大きな課題となっております。 そうした中で、林業に対する取組についてをお伺いいたします。 1点目、ナラ枯れ被害防止拡大についてでありますが、現状は岡山県のナラ枯れ被害拡大防止総合対策事業として補助金事業で行われていると認識しております。美作・東備森林組合、美作市、赤磐市、備前市、和気町、勝央町、西粟倉村との連携で対応していると聞いております。 対応策の3本柱は、予防対策、被害木の早期発見、駆除対策でありますが、それぞれにどのように対応しているのか、具体的にお示しをください。 2点目、カーボン・オフセットの観点から備前市林業での特色、特性についてはどのような認識をお持ちでしょうか。また、特産品になり得るとすれば何が候補に上がるのでしょうか。加えて、特産品を創造するお考えはありませんでしょうか、見解をお示しください。 2点目、令和3年度繰越明許費について。 令和3年度の繰越明許費繰越計算書が示されましたので、その中からお伺いをいたします。 一般会計では金額11億5,600万円、翌年度繰越額7億4,600万円で、財源内訳は既収入特定財源5,100万円、未収入特定財源は国庫支出金2億8,700万円、地方債3億1,700万円、一般財源8,900万円でありました。このうち地方債を財源とする事業で大きなものはしゅんせつ土砂処分場事業1億5,000万円、道路橋梁費7,000万円、スケートボード場5,000万円、消防車両購入1,400万円が計上をされておりました。 さらに、歳出繰越明細書を見るとJR各駅整備事業、西片上、日生、吉永1,600万円、道路新設改良工事、市道浦伊部ほか1億5,000万円、給食運搬費850万円、スケートボード場6,000万円、農業用施設災害復旧事業、吉永の南方でありますが、2,300万円の計上があり、おのおのの事業で繰越しの理由として調査や地権者同意に不測の時間を要したとそれらしく付されてはおりますが、数字上を見ると全く手つかずと見えてしまいますので、何点かお尋ねをいたします。 1点目、事業の必要性をお示しし、予算づけなされた事業が順調に進展しないことに対し、ここでは延期の理由や言い訳ではなく、どのような見解をお持ちなのかをお伺いいたします。 2点目、当然ながら交渉事には相手方があります。とすれば、事業計画、見通し自体が甘かったと言われると思いますが、いかがでしょうか。 3点目、繰越しの中に農業用施設災害復旧工事、吉永の南方でありますが、2,300万円の計上がありますが、災害復旧事業が進んでいないことには愕然としております。災害復旧は最優先の事業であり、安心・安全のまちづくりは一体どこに置いてきたのでしょうか、見解をお聞かせください。 大きな3点目、教育行政についてであります。 少子化が進み、教育も多様化する中にあって、多岐にわたる教育行政に対し御努力いただいておりますこと、厚くお礼を申し上げます。 年度も新しくなり、組織の改編、人事配置等目まぐるしい変貌を遂げた教育部であり、英語教育を推進し、市立図書館の開館を目指し社会教育の拡大とすばらしい取組が用意され、今後に期待するところ大であります。 加えて、昨年10月に見直された備前市教育大綱の教育施策で学校教育の充実をうたい、子供を主人公に家庭、地域、教師は支え、見守り、全ての子供の個性と成長可能性を掘り起こし、子供と共に育っていく教育を実践しますと書かれておられます。 そうした中ではありますが、地元の中学校が魅力に乏しく、進学率が落ちた。小・中学校が荒れているよ。登校しにくい児童・生徒が増えているよとちょっと残念な情報が漏れ伝わってきておりますので、この点についてお伺いをいたします。 1点目、市内5中学校区内の小学校卒業生が地元中学校へ進学しなかった割合と、他中学校へ入学した主な理由をお知らせください。 また、そうしたことの対策も含め、魅力ある学校づくりにどう取り組んでいるのでしょうか、見解をお示しいただきたいと思います。 2点目、先般、昨日国会のほうでもこども家庭庁の創設ということが可決をされ、本日参議院で可決されれば成立と。これの元といえば虐待、貧困、そういった子供を中心に何とかやっていこうと国も重い腰を上げたものだろうと思います。 そうした中で、市内の小・中学校が荒れているまたは登校しにくい児童・生徒はどの程度いるのでしょうか。また、どのような対策、ケアを指導しているのか、お聞かせをいただきたいと思います。 以上、3点ございます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、立川議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、1点目、ナラ枯れ被害拡大防止への近隣連携と対応についてでありますが、ナラ枯れはナラ類、シイ、カシ類の樹木を枯らす病原菌と、それを媒介するカシノナガキクイムシによって引き起こされる樹木の伝染病であります。令和3年8月に市内で初めてナラ枯れ被害が吉永町三国地区において確認されております。 予防対策については、病害虫が健全な木に入らないようトラップを仕掛ける方法や、殺菌剤を樹幹注入するなどの方法があると確認しており、駆除対策につきましては被害木を伐倒し、薬剤で薫蒸することで殺虫する方法や、病害虫が被害木から脱出しないようビニールでまく方法など、発生状況に応じて効果的な対応を研究しております。 今後につきましては、被害発生状況を確認しながら道路沿いや人の出入りの多い場所を最優先に対応を行うとともに、財源確保を行い岡山県や近隣市町と情報共有して対策を進めてまいります。 2点目、備前市の林業の特色と特産品の創造はについてでありますが、備前市の総面積は2万5,814ヘクタールのうち民有林は1万9,040ヘクタールであり、そのうちヒノキを主体とした人工林面積は3,648ヘクタールであり、民有林での人工林率は19%と県下平均より低い値になっております。 また、人工林は各地に分散していることや、林業就業者が少ないことから効率的な施業や共同化も困難であり、現状では特産品までの研究に至っておりません。 2番、1点目でありますが、事業によってそれぞれ異なります。予算の繰越しは本市以外の自治体でも生じており、そのために繰越明許が会計年度独立の原則の例外措置として法で認められているもので、これに対する私の見解は問題ないと考えております。 なお、国においては自治体の繰越しを前提とした補正予算が編成されたり、あるいは工事の質や建設業の労働環境を保護するために債務負担行為や繰越明許の活用が推奨されるなど、無理のない柔軟な対応を自治体に求められております。 2点目、年度内の完了が困難と判断した時点で速やかに繰越明許費予算の設定を議会にお願いしており、手続上は特に問題はないものと認識をしております。 3点目、災害復旧事業が進展しないことへの見解はについてでありますが、被災箇所である吉永地区南方の大池の堤体のり面の本体復旧は3月末で工事を完了しております。被災場所での仮設道路について当初地元協議により一部残置を希望されておりましたが、その後の申出で全て撤去することになったため、令和4年度へ繰越しすることになった次第であります。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) それでは、立川議員の御質問に順次お答えをいたします。 3番、1点目、中学校区内の進学率と魅力ある学校づくりについてでありますが、今年度市内中学校区の小学校から校区の中学校に進学しなかった者の割合は約6%(「約12%」と後刻訂正)でありました。その主な理由は、そのほとんどが県立あるいは私立の中学校への進学であります。その他、部活動により市内の他の中学校への区域外就学もございました。 魅力ある学校づくりにつきましては、各中学校区で小学校と中学校が連携しながら9年間を通じた小中一貫教育あるいは学校行事など様々な面から取り組んでいるところでございます。 感染症の動向にもよりますけれども、今後とも地域へ出ての小・中共同活動や中学校の入学説明会あるいはメディアなどを通しての発信などで魅力をしっかりと伝えてまいりたいと考えているところでございます。 2点目についてでございますが、新年度となりまして2か月が過ぎました。各校においてはおおむね落ち着いた状況でスタートを切ることができています。議員が御心配されているような状況にはなっていないと考えております。 一方で、御指摘のとおり登校できないあるいは登校しにくい児童・生徒もいます。教育委員会では、令和3年度の不登校児童・生徒数について児童・生徒の問題行動調査などで把握しておりますけれども、数値の公表は控えるべきとの指導もございますので、具体的な数値をここで申し上げることはできませんが、小学校、中学校共に引き続き課題の一つであるという強い認識を持っております。 具体的な支援あるいは指導についてでございますが、小学校には登校支援員を配置いたしまして、該当児童・生徒やその保護者に寄り添いながら登校へ向けた支援を行っているところでございます。 また、登校しづらい児童・生徒には事前にオンラインや電話、あるいは家庭訪問などで明日の予定を伝えるなど、見通しを持つことで不安を解消する指導も行っておりまして、登校できても教室になかなか入れない児童・生徒には別室において直接指導したりしている学校もございます。 ほかにも市立の教育支援センター「あゆみ」に通っている児童・生徒につきましても、学校と情報を共有しながら指導に当たっているところでございます。 このように、登校しにくい児童・生徒につきましても、学校とのつながりが切れない取組を進めているところであります。さらに、必要に応じてスクールカウンセラーあるいはスクールソーシャルワーカーから専門的な支援を受けたり、関係機関と連携した取組を進めたりすることも行っております。 なお、ここで一言教育委員会の組織について説明を加えさせていただきます。 新たに教育委員会事務局を教育庁という新たな名前にこの4月からなり、出発しております。普通、教育庁は県のレベルのものが普通ですが、全国に市のレベルは日田市に続いて備前市が2番目の教育庁となりました。 ○議長(守井秀龍君) 教育長、質問以外のことについては別のところで発表をお願いいたします。 ◎教育長(松畑煕一君) 失礼しました。そういうことで市長部局、庁内の部局と共に市長部局との連携を深めながら、全ては子供たちのためにということを努力したいということで一言申し上げるところでございました。余計なことを申し上げたようです。大変失礼いたしました。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) 答弁漏れ。 ○議長(守井秀龍君) 答弁漏れ。答弁漏れは議員のほうから指摘してください。 ◆12番(立川茂君) 答弁ありがとうございました。1番目の1点目、ナラ枯れの対応策で予防対策はトラップ、被害木の早期発見についてお話がなかったと思うんですが、この点。駆除対策は伐採等ございましたので、被害木の早期発見について答弁のほうを再度お願いしたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 河井産業部長。 前でお願いします。     〔産業部長 河井健治君 登壇〕 ◎産業部長(河井健治君) 大変失礼しました。被害木の早期発見につきましては、現在岡山県がパトロールを行っております。 また、県のほうが県北を調査する場合、ヘリコプターを飛ばしておりますので、県南から県北に向かって上空からの監視ということも併せておりまして、そういった形で早期発見という形で取り組んでいただいており、県からの発見情報によりまして市のほうは対応しているというふうな状況でございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 再質問はありますか。 再質問に入ります。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) ありがとうございました。 それでは、順次再質のほうをさせていただきます。 1点目ですが、補助事業、県のほうの対策事業ということで、足並みをそろえてやっているというところだったんですが、足並みはそろっていないやのお話も耳に入ってはくるんですが、その点はどうなんでしょう。これ、県の補助金事業だと思いますので、市のほうはそう財政的にも負担はないとは思うんですが、どうですか、これ森林組合のほうとうまくいっていますか。大丈夫ですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井産業部長
    ◎産業部長(河井健治君) こちらのほうは県の補助事業で運営しております。実際のところが昨年1か所既にもう伐倒と薫蒸処理ということでやっておりますが、昨年度は補助金を県のほうから満額頂戴しました。 ただ、県の補助要綱におきましては基準額というものがございまして、現在森林組合さんからいただいている事業費の見込みでは、大幅にその補助基準額を超えているというふうな状況の中で現在調整しているというふうな状況でございます。これは県とも協議のほうをさせていただいております。県協議によりその上限を超えて補助をいただける場合もございますので、そういった形で調整を今させていただいているところと、被害木のほうも現状を確認しながら本当に今の処理の方法でいいのかどうかというのも併せて検討しているところでございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) ありがとうございます。 先ほど、被害木の早期発見の分でも県のほうに依存をしているよと、市独自の取組はないよということでお聞きをしておりますので、しっかりと連携を取りながら、これさっき市長の答弁もございましたようにある種伝染病でございますので、しっかりと対応をいただきたいと思います。 それでは、2点目なんですが、カーボン・オフセットということでお話をさせてもらいましたが、市長さっきヒノキの平米数3,648ヘクタールというお答えをいただいたんですが、備前市の吉永のヒノキ御存じだと思いますが、どんな特性があるんでしょう。御存じですか。部長は御存じですね。どうぞ。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 河井産業部長。 ◎産業部長(河井健治君) 三国地区財産区のほうでヒノキのほうは分収林として切り出して販売している部分がございます。ある程度の価格で販売できているというふうには聞いています。今、私のところで聞いているのは1立米当たり1万6,000円、これが費用を引いた実際の利益に当たる部分であろうかとは思います。ただ、全国いろいろございますけれども、今ウクライナの状況で木材価格が高騰しております。ただ、これが全てに当てはまるかと言われますとなかなか木材価格は動向を見ておりますと3月は高かったですけれども、4、5、6とぐっと下がっているというふうな状況も見てとれます。 それと、この1立米当たり1万6,000円というものが本当にこの価格が高いのか、安いのかと。よそと比べますと切り出す時期にもよろうかとは思うんですけれども、2万円を超えて3万円というふうなところもございます。その中で、特産品化できるかと言われますと林業者がほとんど少ない中で、それと今まで林業として木材を切り出せない山、人工林でありながらできていない山というものは管理道をつけないといけないとかというふうな大きな費用も必要となってまいりますので、そういったところは状況に応じながら考えていかなければならないかなと。すぐに何か着手できるかと言われますと、なかなか難しいかなというふうに思っておるところでございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) ありがとうございます。 私の聞き方が悪かったと思います。吉永のヒノキ、この品質は全国でトップレベルというのは自覚ございますかね。市長どうですか。自覚はありますか、ありませんか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 全国的な比較については承知しておりません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) 甚だあれなんですが、県北のほうにもヒノキたくさんできます。一抱え、これ大体60年かかるらしいです。ところが、吉永産はもう10年余分に同じ大きさがかかるんです。ということは、品質が全国でもトップレベルに高いと。これ宝があるんですよね。そこら辺のヒノキよりはもっと品質のすばらしいもんができている。こういったものを特産品になぜしないんでしょうか。 至っておりませんという市長の答弁やったんですが、以前に同僚議員からございました木の教育、文部科学省がやっておられます。補助金事業もしておられます。地元産のヒノキの天板を使った机、子供たちにすっごい好評です。木の学校ということで文科省事業になっておられますよ。それを同僚議員のほうもお話しされましたけど、何か備前市のほうは取り組む気がないのかなというふうに私は認識をしておりますが、一度研究ぜひしてくださいよ。ヒノキの持つ香り、柔らかさ、子供たちはすっごい喜んで学力も上がったようにお話は聞いております。 教育委員会さんはする気はないらしいんで、前同僚議員がお尋ねしたときもそのままですから。ぜひ市長、これ見てください。特産品、宝です。備前焼と並ぶぐらいの宝です。同じ大きさになるのに余分に10年かかる。 大変失礼な言い方ですけど、業者はどんどん入札に来たいということらしいです。これ、宝じゃありませんか。市長どう思われますか。宝でしょ。違いますか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今の議員の説明で少し分かりつつありますけども、ビジネスにする場合は売上げと経費を引いた利益が出て、生業を営むことができなければ継続性はないわけですね。しかも、60年から70年であるという、植林から。大変一口で宝、宝と言われますが、やる方にとっては生業としてやっていけるんかどうかというところのポイントが今まであれば、それは西粟倉とか美作であるような地域おこし協力隊も入ってきて地域の特産品として林業分野が発展することもあろうかと思いますけども、それがすぐに吉永にこのような地区にこのようなヒノキがあるからということですぐに備前市の特産品というのは少し早い話じゃないかと思いますが、研究はしてみる必要がありますので、それは研究はこれからさせてください。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) 特産品を創造するお考えは至っておりませんということでしたので、お話をさせていただきました。 おっしゃるとおり、委託というんでしょうか、そういう方法もあるみたいで、業者が全部一山買って全部やると。さっきお話が出ましたように、美作、東備の森林組合のほうも結構力入りよる。補助金もあるよと。さっき申し上げました文科省のほうでも木の学校ということで、そういうのを使えば補助金対象にもなります。しっかりとせっかくこれ吉永の気候風土が育てたヒノキですから、もう品質は一番というふうにはお聞きをしております。ぜひともそのお考えで進めていただけたらと思います。よろしくお願いをいたします。 それでは2点目、令和3年度の繰越明許についてですが、お話がございました。2点目にお尋ねしたところなんですが、事業計画そのものが事前のリサーチとか、実現可能性とか、手法の柔軟性とか、いろんな面からどうかなと思われる事業がさっき申し上げました中にもございます。まして、12月補正、2月補正でされた事業は当然繰越しが目の前に見えているわけでございます。市長もさっきおっしゃいましたように、繰越しは例外措置でございます。例外措置でございます。これが増えておるという実情のお話から事業の計画をもっと綿密に事前リサーチ、実現可能性、その辺をぜひ固めていただけたらという思いでお伝えをしましたが、どうでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 備前市内で備前市の公共事業を受注されている方はもう議員御承知のように一定の期間だけ仕事があって、そして一定の期間は次の予算等が通り、そして入札等をして行うというようなことではなかなか事業としての継続性はないわけですね。一般的には4月から3月まで事業者の人は職員を抱え、仕事を抱えながらそれをこなしていくということでありますから、国の指導のように3月を越えても4月、5月にその事業が継続できるということは、備前市内の事業者からしたら事業が通年によって継続するわけですから、議員のおっしゃるように一方的にこれは繰越しをすることが駄目やということじゃなしに、もう少し柔軟に備前市の事業者が備前市の公共事業で仕事をしている場合は私は幅があってもいいんじゃないかと。できれば終わったほうがいいですけども、それから次の工事が出るまでに数か月先のまで工事がないという形を考えると、多分それなりの理由で4月、5月に工事が延長をし、そこに働く場所があり、そして支払いをもらえる、私どもからしたらそれは普通のなりわいであって、特別にそれをとがめるようなことではなしにしっかりといい仕事をその予算内でしてもらって、そして通年を通じて会社の方が仕事があるというようなことも一理あるということを御理解いただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) 市長、何か勘違いをされているように思います。私駄目と言ったんじゃないですよ、繰越しが。繰越しに至る経緯に何か問題はないのか。なるほど建設業者のなりわいその他もございますが、ございますが、いいですか、計画自身が先ほど申し上げましたように12月補正、2月補正でこれやります、あれやります、もう見えているじゃないですか、先が。というところのお話で、なぜ補正で対応するのかというところまでいっちゃうんですけど、そうではなくてそのもの計画に対しての、市長に笑われたからやめておきます。大変そこが気になるところでございます。 3点目なのですが、これたしか災害復旧事業ということで3月末になるほど終わったんか分かりませんが、これは夏に臨時会を招集してまでした事業だと思います。それが3月まで。これ普通考えたら何でですかとなるじゃありませんか。それを正直にお尋ねをしたんです。繰越明許ではできておりませんというふうに報告が上がっております。 今、お尋ねすると3月末で工事は完了しましたと。これはこれで了解できますが、これを見ると臨時会までして決裁をした事業が繰越しに上がってくるなんていうのはちょっと。今後災害が起こったときに市民不安じゃないですか。安心・安全は一体どこに置いてきたんですかと。というふうに私は感じたので、それをお聞きしました。 だから、その説明は3月末にできているというのは私も聞いておりますので、取り組む姿勢の問題を今お尋ねをしております。 市長、業者さんどうこうということではなくて、その辺のことを私はお尋ねしていますので、勘違いのないような答弁いただけたらと思います。いかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 大池の件につきましては、地元協議が必要な案件でありますから当初地元協議をし、残土を残すというところでおったわけでございますが、最終的にはそれもきれいにのり面を処理してもらいたいということで事業そのものは終わっておりますけども、会計処理として越年をしたというふうに御理解をくださいませ。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) それも確認したところで、3月末で済んでいるというのは確認取れています。決算の帳簿上残っていまっせということを今お尋ねしたんですけど、これ以上は言いませんけど。とにかく事業をしっかりとリサーチ、可能性の模索、工事期間等々しっかりお考えいただいて、延びれば予算もまた増えたり減ったりする可能性もございますので、それはもうしっかり今後の事業に生かしていただきたいと思います。 次行きます。 3点目、教育行政についてでございますが、1点目の質問で6%前後というお話をいただきましたが、これ県立、市立、区域外、これどこへ行ったかということなんですが、本当にこのパーセント信用してもよろしいでしょうか。まず、そこからいきましょう。大丈夫ですか。私の持っている数字とは多少違うんですが、大丈夫ですか。しっかりと調査された数字なんでしょうね。その点いかがですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原教育振興部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) しっかり調査をした数字でございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) ここではもうそれ以上申しません。委員会のほうでお話をしたいと思います。 続きまして、2点目なんですが、教育長が数字は言いにくい、公表しにくいということで、登校しにくい児童・生徒の数を答弁いただきましたが、これ学校要覧でマルマルマル学級、マルマルマル級ということで公表されているじゃないですか。学校要覧を御覧になったことあると思いますけど、表示されていますよね、公表されていますよね。どうですか、石原部長。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 石原部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) ただいま議員御指摘の点につきましては、学校内にある支援学級ということであろうかと思います。教育長が答弁申し上げましたのは、登校できないであったり、また登校しにくい児童・生徒のことに関して申し上げたというふうに理解をしておりますので、御理解を賜りたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) 私の質問が悪かったということで御理解をしときますが。そういうことではなくて、本当に子供たちが学校へ行きたい。行きたいけど、行けない。行って先ほどおっしゃいましたようにソーシャルワーカーであったり、スクールワーカーであったり、支援員が必要やという子供たちが何人いるのかと。これ、公表はしなくて結構ですから各学校単位で校長会あたりで数はあるんでしょうけど、しっかりとつかんで対応していただいているかどうかというところを答弁いただきたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) 私の答弁大変失礼をいたしました。議員お尋ねのしっかりと指導ができているかと、こういう点につきましては、教育委員会としましても各学校の実態に応じてしっかりとタッグを組んで学校と共に教育委員会としても一緒に伴走するような形で丁寧な対応、その主人公である子供たちのために何が最善であるのかという視点で保護者の方とも一緒になって取り組んでいるところでございます。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) その取組、本当にいろんな最初に申し上げましたが、プロジェクトがめじろ押しなんですが、どうも足元の小・中学校、備前の子供たち、備前の小学校の児童、中学校の生徒、しっかりと足元を見ていただきたいなあという、これは本当に切なるお願いなんですが、今申し上げましたように小学校から中学校へ行けないんですよ、区域内の。6%どころの数字じゃないんです。 今回調べさせていただきました5月1日現在、今新入生が189人、6年生がおります。ごめんなさい。この方が、じゃあ6%だけで済むんですね。という理解をしときますが、来年同じことをお尋ねをします。 今、学校要覧5月1日付で6年生在籍数、備前市で189名です。これが中学校へどの程度行くか、しっかり見させていただきたいと思います。本当に見かけ倒しの小中一貫という声も聞きます。言葉ではきれいに連携やっておりますというお話はあるんですが、足元がどうかなあという気がするんですが、教育長学校現場等いろいろ回っておりますが、大丈夫ですか。しっかりとお話をされてそれぞれ学校の問題点、これ人が足らないというのは先ほど言いました何とか学級でも人が足らないんですよ。現場はそういう声を上げているんです。その辺についてどういう対応をしたいのか、先ほどおっしゃったようにソーシャルワーカーその他が要るんなら早く配置してあげてくださいよ。現場は待っておるんです。というところが非常に気になるんですが、いかがでしょうか。登校支援員もひっくるめてですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) ただいま議員から御指摘の状況、私も年間に平均して各学校、小学校に3回以上は回ってみて、必ず行ったとき授業だけじゃなくていろいろな支援状況、保健室だとか、特別支援が必要な子供たちの状況などを必ず尋ねるようしておりますし、学校が大変努力して教室に入れなかった生徒をうまく指導して、あるいは図書室でも司書が指導してうまく授業に向かうということになったりするような場合もいろいろございます。地域によっても、個人によってもいろいろ実態があります。違いますけれども、それぞれに応じて指導がもう少し徹底できるように必要な人員、ソーシャルワーカーや登校支援員その他ももう少し検討しながらそれぞれの地域に合った小中一貫教育及び子供の実態に即した指導ができるように今後とも努力したいと思っています。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) ありがとうございます。 最後になりますが、さっきお尋ねをしましたマルマル学級の生徒とか、そういったものの生徒さん、増加傾向なのか、減少傾向なのか、それだけ最後に教えてください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 石原部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) お答え申し上げます。 まず、国が定める不登校の児童・生徒に関しましては、その年度年度、年々によっても変わっております。一概に増加傾向である、減少傾向であるということは述べられないかなあとは思いますけれども、一つ言えることとしましては、小学生のときになかなか登校が難しくなってくると中学校に上がってもそれが継続されてしまう傾向にあるということは県の教育委員会からも全県的、全国的にも傾向があるというふうな状況は伺っております。 今年度においても、県教委としましてはそこを何とか連鎖を断ち切りたいという熱い思いを伺っておりますので、市教委としましても、備前市教育委員会としましても、そういうことにならないような取組をしっかりと続けていきたいと、取り組んでいきたいというふうに思っております。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) 取組まで教えていただいてありがとうございます。私聞きたかったのはパーセンテージで結構ですが、全生徒数からそのあれを出したらすぐパーセント出ると思うんですが、それが増加傾向なのか、減少傾向なのかというお尋ねをしておりますが、その点はいかがでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 石原部長。     〔「出してないなら、出してない言うて」と12番立川議員発言する〕 ◎教育振興部長(石原史章君) 通告に基づいてお答えしたのが教育長からの答弁でございました。捉え違いの部分があったのであれば、大変申し訳ございません。現在、手元にはその資料はございませんので、御理解賜りたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 立川議員。 ◆12番(立川茂君) そういったことで子供たちのためにということでまた委員会のほうでもお話をさせてもらいますので、よろしくお願いします。 以上で終わります。ありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で立川議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) 議会中途ですが、暫時休憩いたします。     午前11時23分 休憩     午後1時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 先ほどの立川議員の一般質問の答弁に関し、教育長より発言訂正の申出がありますので、この際許可いたします。 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) 先ほど、立川議員の質問の3番、1点目について答弁を申し上げた中で、今年度市内中学校区の小学校から校区の中学校に進学しなかった割合は約6%でありましたとお答え申し上げましたところですが、正しくは約12%でありました。ここにおわびして訂正をお願い申し上げます。大変失礼いたしました。 ○議長(守井秀龍君) 教育長の発言が終わりました。 ただいま申出のありました訂正部分については、後刻、会議録調製段階で精査の上、調製いたします。 この際、執行部各位に申し上げます。 このたびの訂正は、後の質問に影響する重要な箇所でありますので、答弁に際しては慎重であるべきことを厳に申しつけます。 次に、丸山議員の一般質問を願います。 2番丸山議員。     〔2番 丸山昭則君 登壇〕 ◆2番(丸山昭則君) 皆さん、こんにちは。 通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 1つ訂正がございます。13番目の質問ですが、本日提案されていることが確認できましたので、取下げいたします。御了承ください。 さて、それでは1番目から。 香登認定こども園が園児童の人数に比較して施設が狭いとの指摘があり、改築、新築、統合などを含め検討をお願いしたいとの声があります。そのことを御存じでしょうか。また、それに向けた市の計画はあるのでしょうか。 2つ目、香登認定こども園、小学校への通学路が狭くて危険なので、安心・安全の面からぜひ改善を願いたいとの要望があります。現在の改善策、構想、計画はあるのでしょうか。 3つ目、香登駅前の駐車場の増設または整備に関して要望や課題があります。それに対して計画や構想はあるのでしょうか。 4つ目、西鶴山へ赤穂線が通っている。しかしながら、半世紀以上たっても駅はないですという声があります。どういったお考えがあるのか、お聞かせいただいたら幸いです。 5つ目、備前焼ミュージアムの改修のお話がありますが、どこまで進んでいるのでしょうか。 6つ目、備前市中央図書館の建設のことが報道されていますが、現在の経緯はどこまで進んでいるのでしょうか。 7つ目、旧アルファビゼンを建て替えるなどのことが話題になっていますが、どこまで市民に公表できるのでしょうか。 8番目、このたび春の備前焼フェアが開催されました。夏、秋、冬にも同じようなフェアが計画されておられるかどうか、教えてください。 9番目、今年10月第3土曜日には備前焼まつりが3年ぶりに開催予定と伺っています。どのような計画がおありでしょうか。 10番目、教育長にお尋ねします。 新しい図書館に関して明治大学の齋藤教授のキックオフ講演会が盛況であったように伺っています。岡山大学で長年英語教育に貢献され、今後備前市の小・中学校の英語教育に関してどのような展開構想をお持ちか、お聞かせいただきたいと思います。 11番目、備前市には備前焼と旧閑谷学校という2つの日本遺産があります。これらの集客、観光事業をウイズコロナの時代にどのような推進をお考えでしょうか、教えてください。 12番目、JR日生駅舎の改修予定はありますか。 飛んで14番目、三石地区のことについてお尋ねします。 コンビニがない。コンビニをぜひ誘致しなければという大きな声を聞きます。また、旧体育館はどのように解体されるのでしょうか。地区住民の方々には喫緊の課題だと思いますので、市長にお伺いいたします。 15番目、旧三石小学校の講堂は貴重な文化財であり、耐震化などを施し残してほしいという要望があります。どうお考えか、教えてください。 以上で終わります。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、丸山議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番、香登認定こども園についてでありますが、備前市では未就学児の受皿確保として市内の各地区にて認定こども園などの整備を順次実施してまいりました。香登地区におきましては、地域における保育需要等を考慮の上、施設の設置基準に沿って旧香登保育園を活用して平成30年4月に認定こども園として開園、令和元年度には段階的に保育室や職員室をプレハブで増築するなど、教育・保育環境の充実に努めているところでございます。 また、当該施設につきましては、敷地の関係上園庭の広さなどが限られている状況であることから、整備、検討を望む声があることは承知しており、大内保育園も含めた地区全体として今後の園児数の動向等も注視しながら対応を検討してまいりたいと考えております。 2番、児童の通学路についてでありますが、議員御指摘の区間につきましては、東方面は池灘公民館、西方面は香登公民館までグリーンベルトを実施しております。拡幅工事等につきましては関係機関と協議し、実施が可能な箇所から進めてまいりたいと考えております。 3番、香登駅前の駐車場の増設及び整備についてでありますが、JR赤穂線の利用促進のため、現在香登駅周辺に駅前と駅南の2か所に市営駐車場を整備しております。パーク・アンド・ライドを推進するため、香登駅北側に設置している市営香登駅前駐車場東側の土地を購入し、香登駅前駐車場を充実させることでさらなるパーク・アンド・ライドを進めていきたいと考えております。 4番、西鶴山地区の赤穂線の駅についてでありますが、現在市内に赤穂線の駅は7つあり、JR赤穂線の乗車人数、乗車人員数を増やすためにも市内でも多くの従業員を雇用している企業の従業員が便利に利用できる香登駅と長船駅との間に新たに新駅を建設することを考えております。ここに新駅ができることで利用者の利便性が向上し、またパーク・アンド・ライドを活用していただくことにより車通勤から列車通勤へ切り替わることで脱炭素化も図れ、国道2号周辺での渋滞緩和も見込めると考えております。 しかし、新駅建設につきましては一、二年で出来上がるものではなく、数年かけて積み上げ実現するものであると考えております。JR西日本との協議についてもまずは適地を確保の上でなければ市の熱意が伝わらないだけではなく、適地そのものがなくなってからでは遅いのではないかと考えながら用地の取得を進めるものであります。ただし、さきにも申し上げましたとおり、実現には相当の時間を要するものと思われますので、まずは公園用地として活用してまいりたいと思いますので、御理解いただきますようお願いをいたします。 5番、備前焼ミュージアムの改修についてでありますが、本定例会において実施設計のための業務委託料を計上いたしております。有識者による委員会を設置し、委員や地域の方々の御意見をいただきながら作家らの発表の場となるスタジオやギャラリー、大規模な企画展が開催できる展示場を設けることができる施設を検討し、計画してまいりたいと考えております。 6番、備前市中央図書館建設についてでありますが、私の政務報告でも触れましたように、様々な課題について慎重に検討を重ねた結果、西片上の遊技場跡地を候補地として取り組むことといたしました。本年4月より事務の所管を教育委員会に移管し、市民の皆様と新しい図書館を創ろう会が組織されていると聞いております。今後、委員の皆様と協議を重ねながら着実に施設建設に向けて取組を進めてまいりたいと考えております。 7番、旧アルファビゼンの建て替えについてでありますが、現在契約をしております旧アルファビゼン跡地活用減築基本設計業務委託において減築案等による跡地活用の比較検討を行っており、検討結果がまとまり次第市民等を対象にワークショップを実施してまいりたいと考えています。 8番、備前焼フェアの開催についてでありますが、コロナ禍で外出自粛の風潮が続き、観光客が減少している中において瀬戸内国際芸術祭2022が開催され、近隣に多くの観光客が訪れる機会を捉え、少しでも伊部の町に観光客を呼び込み、備前焼のふるさとである伊部の活性化と備前焼振興につなげたいと考えております。 4月14日から5月18日に春の備前焼フェアを開催いたしましたところ、多くの観光客に訪れていただいたところであります。春に行いました備前焼フェアをきっかけに、今後も新たな備前焼ファンを獲得できるようなイベントにするため、瀬戸内芸術祭、瀬戸内国際芸術祭の夏と秋の開期と同時期に行うとともに、市独自に冬にも備前焼フェアを開催する予定でありますので、議員の皆様もぜひお立ち寄り、備前焼を手に取っていただきたいと思います。 9番、備前焼まつりを今後どうするのかについてでありますが、5月20日に第1回備前焼まつり実行委員会が開催され、私も参加してまいりました。委員会では、10月15、16日に3年ぶりとなります備前焼まつりの開催が全会一致で決定され、新型コロナウイルス感染症対策を万全に行うため、コロナ対策部会を設けるなど県内外に向けて安全・安心なイベントとするよう委員会全員の意思統一を行ったところであります。今後、分科会でイベントの規模や内容、具体的なコロナ対策などについて検討していくこととなりますが、安全・安心な備前焼まつりを開催して成功したいと考えております。 11番、日本遺産が2つある、ウイズコロナで観光事業の考えはについてでありますが、新型コロナウイルス感染症の影響により観光の在り方も変化し、団体から個人、遠距離から近距離への旅行へと旅行者のニーズも変化しております。そのような中で、今年度は瀬戸内国際芸術祭2022や岡山デスティネーションキャンペーンが開催され、本市においては代表的な2つの日本遺産、旧閑谷学校と備前焼を生かした文化資源の魅力発信と、サイクリングやカヤックなど地域の資源を生かした自然体験型の観光を推進してまいりたいと考えております。 また、訪日外国人観光客の受入れも6月10日より再開し、今後はインバウンド観光の推進と海外に向けた備前焼の魅力発信、さらには2025年度に開催が予定されております日本国際博覧会など、世界の注目を集めるイベントに向けアフターコロナを見据えた観光事業にも積極的に取り組んでまいりたいと考えております。 12番、JR日生駅舎の改修についてでありますが、日生駅につきましてはJR西日本の駅の中でも海が見える数少ない駅舎であり、また小豆島へのフェリー乗り場があり、瀬戸内国際芸術祭への玄関口と直結しているなどその潜在的な魅力もあり、日生駅の周辺整備を進めてみてはとの話がJR西日本よりありました。市といたしましてはこの機会を利用し、JR利用者の利便性の向上や日生におけるにぎわい創出を図るため、情報ラウンジや図書スペースなどの公共施設とJR駅舎との合築の可能性、また駅舎に併設した観光案内の設置や駅前ロータリー等の可能性について検討を進めております。 14番、三石地区にコンビニエンスストアがないがについてでありますが、議員御指摘のとおりコンビニ誘致を望む地区住民からの要望も多く、私の就任時から取り組んでいる事業の一つでもあります。現在、三石運動公園を候補地として検討を進めており、引き続き実現に向け努力してまいる所存であります。 次に、旧体育館についてでありますが、当該施設は昭和38年12月に建築、経過年数は58年であり、経年使用による劣化が顕著であります。公共施設個別施設計画における今後の取組方針につきましては、当該施設の行政財産の用途を廃止し、除却を行い、当該跡地の有効活用を図っていくものであります。そのような理由から、現在利用に供しておらず、今年度におきましては当該施設の解体に係る工事設計監理委託料の予算を議決いただいております。 15番、三石小学校の講堂についてでありますが、平成29年度に学校教育施設として活用が可能か否かの調査を実施したところ、耐震化はできるものの学校教育施設としての活用は困難であるとの結論に至りました。このことから、今後耐震化を含めた保存方法と併せて三石地区のシンボルとしての活用方法も検討をしてまいりたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) それでは、丸山議員の御質問にお答えをいたします。 10番、備前市の小・中学生に英語の推進はについてでありますが、備前市の小・中学校の英語教育に関しての今後の展開構想につきましては、これまでも小学校10校と中学校5校の全てにALT、いわゆる外国語指導助手を1名ずつ配置してはおりました。さらに、今年度からは10のこども園、保育園に対して3名のALTを配置し、できるだけ早い時期に子供たちが生きた英語に触れる機会を整え、幼、小・中の一貫した英語教育を実施することによって英語の4技能、つまり聞く、話す、読む、書くをバランスよく習得することを目指した取組を行っております。 また、国際教育都市、英語教育を中心にした国際英語教育都市備前市として全市的に学校、園で国際教育、英語教育に取り組んでいますが、特に三石、吉永地区については国際教育、英語教育重点地区と位置づけた取組を行っております。 今後もALTの全校配置を継続するとともに、地域で英語を使ったり、地域のよさを英語で発信したりする機会の導入や、新型コロナウイルス感染拡大状況を踏まえ、オンラインやオーストラリア、アメリカ等の姉妹都市との相互交流による国際交流の充実などについて研究を検討し、さらなる幼、小・中の一貫した英語教育の取組を推進してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) たくさんへの回答ありがとうございます。 まず1つ目、こども園の狭いということを資料を先ほど手持ちに渡したと思うんですが、備前市のこども園などの具体的な資料、それを見てやってください。 まず、認定こども園ですが、香登認定こども園ですね。園児数52名、保育士11名、園舎520平米で1人当たりに換算すると10平米であります。他のこども園を見ると伊里認定こども園は園児数102名、園舎2,547平米で1人当たりは約25平米です。 次に、吉永認定こども園は園児数90名で園舎1,845平米、1人当たり約20.5平米です。 日生認定こども園は90名で園舎1,845平米、1人当たりにすると17平米です。備前市の代表的なこども園と比較しても一番狭く、認定こども園でなく現在2つの保育園がありますが、それよりも園舎面積は狭く、備前市で最下位ですね。一番小さいということが御理解いただけると思います。 今後の園児数の動向をということを言われていましたが、今後の園児数の動向を注視しながら対応をとのことで、過去数年の園児数の動向が分かれば教えてやってください。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 ただいま丸山議員から発表された質問の資料は市長と教育長のみに資料をお渡しされているようでございます。答弁よろしくお願いいたします。 石原部長。 ◎教育振興部長(石原史章君) いましばらくお待ちいただきたいと思います。資料のほうを用意したいと思いますので。 ○議長(守井秀龍君) ないのであればないというお答えをしていただけたらと思います。 ◎教育振興部長(石原史章君) 現在の園児数しか手元に持っておりませんので、大変申し訳ございません。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 丸山議員。 次の質問をお願いいたします。再質問をお願いします。 ◆2番(丸山昭則君) 続きまして、旧アルファビゼンの建て替えなどのことですが、検討結果ができ次第市民等を対象にワークショップを実施するということですが、具体的にいつ頃どのような方法でっていうことが分かれば教えてやってください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 議員お尋ねのワークショップにつきましては、早ければ7月下旬または8月上旬の開催と今考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 再質問がありましたら挙手の上お願いします。 丸山議員。 ◆2番(丸山昭則君) 14番の三石地区のことでですが、具体的に早急に、をもって推進していただきたいなと思いますので、よろしくお願いします。 ○議長(守井秀龍君) 答弁は要りますか。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 大きな大字で言いますと、残念ながら三石地区にはコンビニがありません。日生、寒河、吉永、備前はそうでございますけども、コンビニがあります。いろんな事態が発生したときにコンビニがあるかないか、これは大切な問題でありますし、今現在の生活様式からしましても、近隣にコンビニがあるということはその町の一つの魅力になります。昨年から検討しております。ぜひとも議員各位の御議論をいただき、三石にもコンビニが1店以上できますように図っていきたいと思っております。その節には御協力をよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「ありがとうございます」と2番丸山議員発言する〕 よろしいか。     〔「以上で終わります。ありがとうございました」と2番丸山議員発言する〕 以上で丸山議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、新型コロナウイルス感染症対策のため、暫時休憩いたします。     午後1時37分 休憩     午後1時45分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、尾川議員の一般質問を願います。 13番尾川議員。     〔13番 尾川直行君 登壇〕 ◆13番(尾川直行君) それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。 1番目、新図書館建設と学校図書館等の環境整備について。 6月3日、第2回定例会初日、市長から政務報告で新しく計画している市立図書館について、市が取得する遊技場跡地を候補地とするという報告がありました。新図書館建設と学校図書館等、サイクリングセンター等に関わる環境整備について、市長と教育長にお尋ねします。 1点目、遊技場跡地を建設候補地として取り組むことになった経緯、また地権者との話、交渉は進行しているのか。 教育のまち備前にふさわしい市民に愛される図書館をつくることについて、複合化、多機能な満足できる図書館を考えておられるとは思いますが、サイクリングセンターを含めて全体像についての構想はどのように考えておられるのか、市長にお尋ねいたします。 2点目、令和4年度新規事業等の概要によると、新しい図書館を創ろう会を中心として検討及び実施設計を行うとしていますが、みんなでつくり上げる図書館とするため、図書館整備の実績等最新の専門性を有するアドバイザーによる支援業務を委託するとしています。これまでの取組状況、これからの進め方、そしていつ完成を目指しているのか、また市民に情報提供はどういう形で行われるのか、教育長にお尋ねします。 3点目、学校司書と図書館司書との定期的な研修、交流、司書の体制づくり、学校図書館と市立図書館のシステム連携、市民の関心を高める方策など、これまでにも指摘させていただきましたが、新図書館建設に向けて周辺の環境を整えていく必要があると考えます。全体構想、考え方について教育長にお尋ねします。 2番目、旧アルファビゼン減築設計、活用について。 旧アルファビゼンについて市民の方々は課題解決に向けて優先的に一日も早く取り組んでいただきたいというのが率直な意見と考えます。旧アルファビゼンの減築の取組等について、市長にお尋ねします。 1点目、吉村市長は旧アルファビゼン地上4階、地下2階、延べ3万平方メートルの上層部を部分解体して再利用する減築案も選択肢とする考えを示されました。その減築案は、駐車場だった地上5階から7階部分までを取り壊し、各階の床面積を半分以下の1,500平方メートルほどを残し地上4階建て、延べ床面積約8,000平方メートルの建物として減築する案が示されましたが、減築案、フロア構想について構成についての検討結果と方向について、減築案について資料が整うと実施設計に進むとお聞きしていますが、解体案との比較検討結果と今後の計画について御説明いただきたい。 2点目、各種学校の誘致、市民センターの移設等、今後の活用、役割分担など検討結果、計画について詳細を説明ください。 3番目、文化遺産の保存と活用、博物館法改正について。 博物館や美術館は貴重な作品などを将来にわたって保存、活用する核となり、多様な活動の評価、支援の強化が求められ、文化遺産の整備により人々が誇りを持つ地域となります。日本には伝世の文化があり、そのことが我が国の社会や経済の発展の基礎として大きな役割を果たしてきました。文化や文化遺産の力がまちづくり、観光、産業振興など、様々な面での活用が進められています。文化遺産は後世へ伝え、後世の人たちが大切に生かしていく、また博物館法の改正、文化観光拠点施設への変化、観光や地域振興への文化財保存活用地域計画などについて、市長と教育長にお尋ねします。 1点目、博物館に求められる役割が多様化、高度化してきていることから、博物館の事業登録要件の見直しなど博物館法の一部改正がされ、施行は令和5年4月1日となっています。 備前市に設置している備前市歴史民俗資料館、備前焼ミュージアムなどの各館ごとの種別と登録、外形的基準、登録制の拡大、学芸員制度について備前市ではどう対応するのか、備前市歴史民俗資料館についてこの機会に展示資料の連携強化を促すための施設整備を行うべきと考えます。市長の考えをお尋ねします。 2点目民俗文化財を多くの人が思い浮かべるのは祭りですが、毎年多くの観光客を集める盛大な祭りから、ごく身近なところで地域の人たちだけで行われる祭りまであります。備前市文化財保存活用地域計画の新規認定が令和3年12月17日現在で58番目の認定とお聞きしています。これからの具体的な推進、文化が精神的な豊かさをもたらすだけではなく、経済的価値にもつながる文化と地域活性化と観光は密接に関係しているとも言われます。その取組、国の認定の効果と備前市の対応について、教育長のお考えをお示しください。 3点目、これからの博物館に求められる役割、機能は資料の収集、保存と文化の継承、資料の展示、情報の発信と文化の共有、デジタル技術等を活用した新しい鑑賞、体験モデルの改築など、在り方が指摘されています。今後の各館への対応、文化財をまちづくりに生かす文化観光拠点施設としての役割など、今後の方向について教育長の考えをお示しください。 4点目、郷土ゆかりの作家の紹介する取組について。 藤原審爾、正宗白鳥、柴田錬三郎、小手鞠るい、加賀翔について、一堂に紹介してはどうか。 解剖学者の養老孟司氏は、博物館に関してただ各地方の価値を必ずしもその地域に住む人が知っているとは限らないと述べられています。取組について教育長にお尋ねします。 4番目、備前緑陽高校の魅力化と小・中学校のコミュニティ・スクール(学校運営協議会)の導入について。 備前緑陽高校の魅力化は、備前市の活性化につながると考えられます。昨年、3回開催された学校運営協議会の議事録、また緑陽ドリカムプランも読ませていただきました。 市長に備前緑陽高校の魅力化、教育長にコミュニティスクール導入についてお尋ねします。 1点目、備前市立中学校の生徒の令和3年度の進学状況、備前緑陽高校への進学率等の実績、今後についてデータをいただきましたが、どのように考えられているのか、市長の考え、学校側の考え、これは難しいかも分かりませんが、推察で結構ですけど、学校の考えについてお尋ねします。 2点目、岡山県教育委員会発行の教育時報4月号に高等学校等における特色化、魅力化が、特集号が発行されています。まとめとして学校内外の教育支援を最大限活用した高等学校教育を通じて現代的な諸問題に対応するための必要な資質、能力の育成に向けた学びが必要です。そのためにはまず学校内外の関係者である生徒、保護者、教員及び地域等の方々が育てたい生徒像について検討し、共通認識を持つことが重要です。社会に開かれた教育課程の実現に向けた特色化、魅力化が全ての学校でより一層推進されることを期待していると結んでいます。各高等学校やその立地する自治体等と連携しつつ、各高等学校に期待される社会的役割等、いわゆるスクールミッション(SM)を再定義することが望まれるとされています。備前市としての備前緑陽高校の特色化、魅力化の対応について、市長にお尋ねします。 3点目、岡山県教育委員会発行の令和4年度教育施策の概要に地域住民の参画によるコミュニティ・スクール(学校運営協議会制度)や地域学校協働活動の効果的な推進により、地域ぐるみで子供を健やかに育み、学校、家庭、地域の教育力の向上を図るとしています。 文部科学省の2021年5月調査報告によると、全国の公立学校に占める割合は33%に上ると報告されています。備前市の学校運営協議会制度(CS)の状況は、地域と共にある学校づくりを進めるためにも導入すべきでないか、中には進めておる学校もちらほら聞くことはありますが、本格的な導入を検討すべきではないかと教育長のお考えをお尋ねします。 以上で質問を終わります。御答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、尾川議員の質問に順次お答えをいたします。 1番、1点目、旧遊技場を建設候補地として取り組むことになったいきさつについてでありますが、政務報告の中でお話ししましたとおり、交通アクセスがよいこと、また土地取得のめどが立ったことや新しい図書館を創ろう会委員の一員である備前緑陽高校の生徒さんたちの利用しやすさなど、総合的に判断したものであります。 構想の全体像は、周辺の施設との役割分担や今までワークショップなどでいただいた御意見を参考に基本設計案を提示し、創ろう会での議論などを経た上でお示しできるものと考えております。尾川議員は、文化協会会長として新しい図書館を創ろう会のメンバーのお一人でもあります。御意見、御協力をぜひお願いしたいと思っております。 2番、1点目、旧アルファビゼンの減築案と解体案との比較検討結果と今後の計画、スケジュールはについてでありますが、現在契約している旧アルファビゼン跡地活用減築基本設計業務委託において比較検討を行っているところでございます。今後は、検討結果がまとまり次第市民等を対象にワークショップを実施し、跡地活用の方針決定に向け作業を進めたいと考えております。 2点目、各種学校誘致と中央公民館、片上公民館等の移転につきましても、今後の活用についてでありますが、1点目と同様に今後の活用等を検討協議を行っているところでございます。 3番、1点目、博物館の登録、展示資料の連携強化のため施設整備を行うべきについてでありますが、現在備前市に設置されている文化施設の各館につきまして、学芸員をはじめ専門職員の適正な配置、現在の水準に見合った収蔵、展示の条件が整っていない状態であります。今後の施設再編等を考慮しながら対応していきたいと考えております。 4番、1点目、高校進学状況の実績と所見、今後についてでありますが、昨年は市内各中学校から備前緑陽高校へ42名が進学をしております。また、年度によって人数の増減はありますが、過去5年間での平均入学者数は46名となっており、備前緑陽高校への進学を希望している生徒の一定数の推移と捉えております。 しかしながら、私としては市内唯一の県立高校である備前緑陽高校に市外からの生徒も含め、特に地元からの生徒たちがより多く進学し、定員を上回る魅力ある学校として輝き続けてほしいという強い願いを持っております。 現在、備前緑陽高校では総合学科である学校の魅力発信の強化に取り組まれていると聞いております。その取組の中で、例えば高校生による学習支援や部活動の交流等、園児、児童・生徒の学びにつながる機会が今まで以上により多くの市内学校、園に広がっていけば、備前緑陽高校の魅力を子供たちが感じることができ、期待を持って進学を希望できるのではないかと考えております。 そして、地元である自治体として地域と共に備前緑陽高校の魅力向上やその情報発信など、あるいは学生たちの財政支援を含め行政としてもできる限りの支援を取り組んでまいりたいと考え、輝かしい姿の生徒たちが通う備前緑陽高校の存続が私の強い思いでもあります。 2点目、社会に開かれた教育課程の実現に向けた特色化、魅力化とはについてでありますが、備前緑陽高校は開かれた学校として地域との交流を一層推進することを教育課程編成の基本方針に掲げており、フィールドワークや地域で活動されている方々との交流を通して課題研究に取り組むびぜんみらい学のほか、工業技術系列の優位性を生かした地域要望に基づく物づくりなど、特色及び魅力ある教育活動を展開しています。 市といたしましても、職員による講演や地域との連携、調整、行政プロジェクトへの参加要請などを通して生徒にとって充実した社会学習活動となるよう、引き続き支援してまいります。 私は、令和2年度、令和3年度と定員割れとなっているという危機感を非常に強く持っております。存続のための中学校、高校の先生方や生徒や御父兄、市役所の職員などから問題点を洗い出し、新たな魅力をつくり出すことも必要ではないかと考えております。私も一員として参加している学校運営協議会の場において、地域社会及び市内中学生にとって備前緑陽高校が魅力ある学校となり得るよう積極的に提案を行うとともに、魅力を外部に発信することも重要であると考えており、市としては昨年度に引き続き「広報びぜん」での学校紹介や備前緑陽高校のPR動画をひなビジョン、市の公式ユーチューブなどにより備前緑陽高校の魅力発信に協力をしてまいりたいと思います。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) それでは、尾川議員の御質問に順次お答えをいたします。 1番、2点目、新しい図書館を創ろう会の活動、進め方、スケジュールについてでありますが、議員も御承知のとおり令和4年3月23日に創ろう会準備会を開催し、5月31日に第1回新しい図書館を創ろう会を開催をいたしました。今後は、月1回程度開催を予定しております。 現在、新図書館整備基本計画の素案を策定中でありまして、計画は創ろう会の意見を聞き、了承された後基本設計と実施設計についてプロポーザル方式で業者選定を行う予定でございます。設計中途におきましても創ろう会の設計業者の出席もいただく予定としております。 また、専門家につきましては、総務省の地域情報化アドバイザーの派遣申請をしておりまして、審査の結果待ちの状態でございます。 なお、お尋ねの新図書館の建築は、来年度からスタートできるように準備を進めているところでございます。 なお、まちじゅうどこでも図書館、御近所図書館、おうち文庫、縁側本棚についても準備を進めておりまして、7月中には募集を開始したいというふうに考えて進めておるところでございます。 3点目、新図書館建設と全体構想についてですが、現在定期的に交流している学校司書と図書館司書の研修は継続するとともに、中央図書館の建設に併せいつでも事業に必要な中央図書館の資料を提供できるようなシステム連携は必要だと考えております。 さらに、各学校の図書室や各クラスの学級文庫の充実も図ってまいります。 また、司書支援やサポーター、図書館コンシェルジュの養成も同時に進めていく課題であると考えております。 3番、2点目、文化財保存活用地域計画の認定に伴う取組についてでありますが、備前市の歴史文化を総合的、計画的に保存、活用していくための計画であり、備前市の文化資源の保存、活用のための人材育成、あるいは地域の伝統行事の担い手育成、また文化資源の防犯・防災対策など、認定された地域計画に対して国からの補助が受けやすくなります。今後、この地域計画への取組により市民による地域振興や歴史文化を生かしたまちづくりや人材育成を進めてまいりたいと思っております。 3点目、デジタル技術の活用、文化観光拠点施設としての対応の充実をについてでありますが、教育文化振興課に所属しております地域おこし協力隊で文化財の3次元化を進めております。今後の展示や調査などに活用していきたいと思っております。 4点目、郷土ゆかりの作家の顕彰をについてでありますが、備前市ゆかりの作家については歴史民俗資料館に常設展示で紹介しております。 なお、加賀翔さんにつきましては今後紹介してまいりたいと思っております。 4番、3点目、地域と共にある学校にコミュニティ・スクールの導入をについてでありますが、備前市の小学校では学校を中心とした地域づくりをテーマに学校と地域が課題や目標を共有し、共に子供たちを育む組織として11の学校が地域学校協働本部を、また伊里地区と三石地区については合同本部を設置し、活動をしております。 学校運営協議会、いわゆるコミュニティ・スクールを設置しています小・中学校は現在はありません。この制度は保護者や地域住民等が一定の権限と責任を持って学校運営に参加する仕組みであると考えております。市といたしましては、より一層学校と地域が協働し、地域と共にある学校へと進んでいきたいと願っておりまして、学校を中心とした地域づくりの充実と併せた形でコミュニティ・スクール設置の計画を進めてまいります。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 再質問はありますか。 再質問に入ります。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) それでは、1番目から質問させていただきます。 いろいろ市長からすばらしい答弁をお聞きして、こっちも何を質問しようかなあと考えるような感じがするんですけど、まずは場所は一応決まったと、決めたということで、迷いはありませんか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 少し長くお話しさせていただけば、合併して17年たつわけです。吉永にも、あるいは日生地区にも、あるいは西鶴山、東鶴山の皆さん方も利用しやすい、あるいは緑陽高校の学生をはじめいろんな市民の皆さん方が一堂に会する場所が市が所有をしておるという前提で考えますと残念ながらあまりないんです。よって、今回皆さん方の御協力で遊技場跡地の買収をすることができました。地権者の方にも快く御了解をいただいて今進めているところでございます。 上を見りゃあ切りがありませんけども、岡山県下15市の中で最も旧態依然とした図書館というよりも図書室のような備前の中央図書館を、市民の皆さん方、議会の皆さん方と一緒にこの際新しく新築できればいいと思っております。そのためにもいろんな行政あるいは団体からの援助、補助金等のいただけるものはいただきながら進めていくことが肝要であろうと思っております。限られた財源の中で本当に30年、50年、市民の皆さん方がつくってよかった、利用してよかった、あるいは利用しやすい図書館を岡山県下14市の図書館を参考にしながら、また県外の図書館もよく勉強しながら進めていきたいと思っております。どうぞ議員の皆さん方も御理解を願いたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) 市長が言われるようにあまり具体的などこの図書館がどうこうというんじゃないですけど、やはり高校生、生徒の利用しやすさということで、真庭の図書館も距離を書いとるまとめがありますし、それから瀬戸内もそういうふうにお聞きしております。私はそれで賛成と、いいと思っております。 そういうことで、ただ広さが駐車場と、それからその建物の広さというんですか、そのあたり多機能でどの程度か、計画の冊子に出とる大きさでいくんか、構想がありますね。令和2年3月に基本構想をつくられとる、そのあたりの整合性というんですか、どういうふうな駐車場とか、建物の大きさとか、そういうものはどういうふうにお考えなんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 先日、キックオフのために齋藤孝明治大学教授が来られて講演会がありました。そのときに初めて遊技場の跡地をお借りして駐車場として開放し、利用していただきました。その直後に実は私どのぐらいのスペースで市民の皆さん方が駐車場を確保しているんか、講演の直後に遊技場の跡地に行きました。約3分の2ぐらい、当然白線で車をきれいに駐車するというようなものができておりませんから、ある程度の間隔を空けた車の数でございましたけども、約3分の2ぐらいが利用をされておりました。 今回の遊技場の跡地は、その西側に片上鉄道の敷地跡地も入っておるわけであります。よって、250号線から見たらあまり広く思いませんけども、西側から見たら実は感覚的には相当広いもんができるなあということであります。また、サイクリングターミナル等も今のNTTの横地、いわゆる軌道敷地跡地が途中で中断しておりますけども、その西側も実はまだ更地の状態であるわけであります。あそこに1か所に例えばサイクリングターミナルも入れてしまうということじゃなしに、ちょうど沿線の敷地の切れで若干の土地もありますので、県内の有数のサイクリングターミナル等も参考にしながらあの辺の一帯で我々は施設建設を考えていくべきだと思っております。 また、できればまだ三、四か所あの角地に住宅があります。お店もやっておられます。その皆さん方、地権者の皆さん方、利用者の皆さん方にも協力をいただき、あの一帯、角地を含めて市民の皆さん方が有機的に備前市の文化の殿堂であろう中央図書館、国の補助事業の採択の時間の制限もありますし、各種団体の補助金の申請の期日もありますので、今担当室長を置いて鋭意進めているところでございます。必要なことについてはまた議会のほうに御報告をさせたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) 今、市長からサイクリングターミナル、無敷の話が出たんですけど、ぜひ地元としても延伸がもうこれ悲願なんです。その点で施設とすりゃあしまなみがあったり、それほど大きな施設が要るわけじゃないというとまた語弊があるんですけど、せいぜい空気入れとか、給水口、そういった休憩が簡単にできるというふうなことで緊急のときにサポートできる体制があるとか、そういうことはメインが図書館があれば大丈夫じゃないかなあと思うんで、ぜひその辺も配慮願いたいと思います。 次に、教育長にお聞きしたいんですが、教育長のほうから中央図書館基本構想案というのが示されて、なかなか具体的にもう相当密になっとるなあということで、創ろう会の意見が後になるようなというんですか、時間がないというふうなお考えもあるとは思うんですけど、教育長の言われる中央図書館の基本構想案で具体的に趣旨であるとか、構造であるとか、それから準備体制とか、具体的に書かれとんですけど、そのあたりの今後の進め方というんですか、それについて御説明いただけたらと思うんですが。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 御指摘ありがとうございます。この中央図書館は本当に悲願のもので、御承知のように約10年新しくどのような図書館を改築するのか、新築するのか、どうするのか、どのような図書館にするのかというのを長年ワークショップその他地元の方々の意見もお聞きしながら令和2年3月に基本構想が出来上がっておるのを私も早速読ませてもらいました、昨年。 これを踏まえながらも新しいこれから望まれる図書館は、海の見える図書館としてどのような図書館内部は必要なのかということを一応私なりの図書館構想案を昨年の秋頃に出させてもらいました。それに基づいて、既に創ろう会のメンバーには令和2年3月版の基本構想案を多分委員の一人である尾川議員のほうにも手元に届いている頃かと思いますが、その構想案を踏まえながら新しく意見を創ろう会のメンバーとして出していただきながら、それでここ一、二か月のうちに大体の構想を練り、それから基本計画、基本設計、それから実施設計へと少しスピード感を持って検討し、来年度には建築を始めるようにしたいという方向で進めていますので、今まで長い間かかってきた市民の皆さんの意見を集約して、さらに創ろう会の意見を皆さんどんどん出してもらった上で最終的には決めていくつもりですので、私の構想案は一つのたたき台と思っておりますので、また尾川議員のほうも積極的に御意見を聞かせていただければありがたいと思っています。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) 高校生の、緑陽高校の子供たちが参加されとるようでして、高校生の参画についての期待するところはどういうことを、せっかくですからどのように生かしていかれるんかなというのをせっかく時間割いて参加していただいとるわけですから、貴重な意見として拝聴するということがスタンスやと思うんですけど、教育長のお考えどんなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) ありがとうございます。学校運営協議会、コミュニティ・スクールでも生徒の生徒会長や副会長や、その人たちとも既に話を始めておりまして、彼らの意見もお聞きし、この創ろう会の中にもその生徒会長、副会長、3人が入ってくれています。2名は備前市在住です、もう一人は瀬戸内だと思いますが。 3人の意見を聞いている中、例えばこういうものを考えたいというふうに内々にまだ一つの意見ですけども、西片上駅に例えば簡単なおうち文庫的なものを御近所図書館のミニ版をつくって生徒たちがボランティアで管理できるような、そういうふうにすると。これ一つの案です。などなど、本当に若い人たちにはすばらしい新鮮な感性とアイデアを持っていますので、彼らの意見などをしっかり吸い上げながら、本当に第三の居場所というか、これ本当によく聞くんです。もうこの辺の周囲にはもうコンビニしかないという状況の中で、本当に伊部の南地区には居場所ができておりますが、そういうような本当にじっくりとここにいたら1日でもゆっくり本を読みながら、海を眺めながら楽しむことが老若男女できるような、そういう施設を特に備前緑陽高校の生徒の新鮮な、フレッシュな意見に期待しているところです。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) それから、話が前後するんですけど、図書館の名前について、備前焼ミュージアムで市長の批判するわけじゃないんですけど、あれも全国的に1人の意見ですよ。全国で募集したらそれだけのPR効果があったのになという指摘をされた方があったんです。市長の発想ももうすばらしい発想をされるんで、そう悪いもんじゃないんですけど、図書館の名称を、中身が決まらんのに名称もという、それどういうふうに、非常に大事なと思うんですけど、今頃名前も変わった名前で平仮名打てとかというたりするような時代ですけど、教育長にその名前のことについて教えてもろたらと思うんですけど、どういうお考えしとんかと思う。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 私は大体名前をつけたり、新しいものをつくったりするのが大好きな人間ですので、一応腹案はございますけれども、やはり私が立場を利用して力を発揮し過ぎたら問題があるので、今のところ控えておりますんで、この場は避けさせてください、具体的な案を言うところまでは。 それで、ぜひ皆さんの意見を出して本当になるほど備前市は日本一の、私は日本一の図書館になると思っています、本当にこれがうまくいけば。中央図書館をピラミッドの頂点にして縁側本棚まで町中どこでももう市内に何十、何百と数年のうちにできていくような図書館の構想というのは全国にありません。ですので、ぜひそういうものを目指してそれにふさわしい中央図書館の名称をみんなで考え合って、半年ぐらい後に決めたいというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。
    ◆13番(尾川直行君) 2番目の旧アルファビゼンのほうへ行かせてもらいます。 市長に比較検討結果、解体案と減築案のもっと具体的にどういうスケジュールで、やっぱり市民一番気になるところでして、いつ頃になるんだろうかということをもうこの選挙中もかなりそればっかし聞かれたようなことでして、いろいろ減築する方、賛成する方もおられます。解体のほうがええという人もおるし。ですから、それを説得するというか、説明する材料というんですか、そういったものを明確に比較の公開をお考えなのか、それでそれはいつ頃ぐらいには出せるんかと。どういう基準でやっていこうとしとんかという、そういった点について御説明いただきたいんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 通常、市民の皆さん方の意見を聞くワークショップ、これは7月の下旬及び8月の上旬までにはぜひとも開催をして、この減築案、解体案を含めて今整理しております御意見を聞き、議会にお諮りをして、そして9月議会にはその決定をお願いをしたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) もう一点、市民センター機能を、話が変わっとんか分からんですけど、旧アルファビゼンに持っていくとか、ですから市民センターがどうなるんかとか、その辺も一番気になるところで、片上公民館をつくってくれるという意見もあって、それはありがたいことなんですけど、にぎわいということを一番に考えてもらって、それでどういうふうに図書館があり、市民センターがあり、旧アルファビゼンがあり、その辺の大きな施設をどういうふうにすみ分けていくのかということをその減築も、解体にしても、どういう施設にどういう形で持っていくかというものを明確に示してもらう、そら学校を誘致するということもそう簡単じゃないと思うんですけど、こういうふうな姿というのは示して市民を引っ張っていくというふうにしていただくように、その辺の考え方について答弁願いたいんですけど。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 実は、横におられます杉浦副市長が大変その辺のアイデアマンでして、実は二、三、副市長からこのような片上が望ましいんじゃないですかという案もいただいております。もちろん合併特例債等が活用できるにこしたことはありませんので、その前提であります中央図書館、あるいは中央公民館、あるいは片上公民館、その他が今回の片上の再編といいますか、新しい片上をつくるキーワードになろうかと思っております。 また、最終的に議会にも御相談申し上げますけども、1階建て、あるいは2階建て、あるいは複数階を持っておる中で1つの案としては1階には子供たちが楽しみになる子供美術館等が今香川県、徳島県で大変県民の皆さん方の理解を得てにぎわっております。そのような1階が単なるロビーではなしに子供美術館のような形で子供がわくわく遊べるようなところも一点今担当部長に視察に行かせておるところでございます。 また、2階、3階等ができた場合、全体の予算総額はありますので、今ここでは具体的には申し上げられませんけども、にぎわいというのも一つのキーワードでございますので、ただ単なる地区の人が地区公民館として、あるいは中央公民館として活用するだけじゃなしに、若い人たちが例えば一つの例を言いますと、日生の船舶関係の方からは船員の養成学校をつくってくれないかというお話も実際に来ていますし、医療系の福祉学校、看護師さん等の養成学校、あるいは外国語を学ぶ人たちの学校もぜひともというようなお話もいただいております。議会ともよく相談をしながら本当に片上の今後30年、50年の大切なまちづくりになると思いますので、市民の皆さん方の多くの意見も参考にしながら御相談を申し上げていきたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 尾川委員。 ◆13番(尾川直行君) 時間が迫ってきましたので、4番目の緑陽高校の魅力化のことについて市長にお尋ねするんですけど、実はこの教育時報の中に令和3年3月31日に高等学校の特色化、魅力化等を目的として学校教育法施行規則が公布されたと。その中に、3番目として、1から4まであるんですけど、時間も関係あるんで、3番目の高等学校における普通教育を主とする学科の弾力化が示されましたという指摘があるわけです。これについて、私も総合学科というのが引っかかっとんかなあ、逆に3,000も4,000も日本の中にあるんですけど、そのあたりが希望者のちゅうちょしとるところがあるんかなというふうな感じもあって、普通教育を主とする学科の弾力化が示されましたということがあって、市長は物をよう知っとられるんで、そのあたりの緑陽高校の対応というんですか、そのあたりは総合学科から少し中身の変化が出てきとんかなというふうな感じがあるんですけど、その辺はどういうふうに観測されとんですか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 田中校長が大変立派な方で、また地元の在住の校長先生でもあります。この令和4年も留任されて今学校長をやっておられます。私もお話をする機会が度々ありますが、将来のコースとして今160人定員なんですけども、これが40人学級として120人になったときに少なくとも学科が1つなくなる可能性があるわけですね。進学率といいますか、競争倍率が今定員割れでありまして、約120名前後であります。 特に、備前市の場合は三石、吉永から緑陽高校へ通学するのが大変難しいわけでございまして、そういう点においては今年度から俗に言うスクールバスではございませんけども、市営バスを朝晩増便をして三石、吉永の中学生も緑陽高校を受験し、合格、進学すれば通学の便をよくしたいというような話も具体的に今回できました。県の教育長がこれからいろんな大所高所から和気閑谷、そして邑久高校、瀬戸高校を含めてこの緑陽高校をどのように指導をされるかということについては具体的なお話は聞いておりませんけども、待ったなしの状況であろうかと思います。ぜひとも緑陽高校においては備前市にある唯一の県立学校で、市立学校はないわけでございますので、朝私は市役所に来る通勤途上ほとんど毎日西片上駅を降りる子供たちと遭遇をするわけで、その子供の顔を見て一安心をしながら毎日勤務をしております。 具体的に専門的なことについて私が県立高等学校のことを申し上げるわけにはいきませんけども、県のほうには教育長を通じていろんなお願いをしております。多分、これはほかの学校が所在しております和気町とか、あるいは瀬戸内市とかも同じような状況であろうかと思いますが、まず定員を満たす必要があろうかと思いますので、備前市内の中学校の学生さんにおいては魅力ある緑陽高校を今以上に我々は応援をし、受験をし、そして進学をしてもらいたい。そのためには備前市が何ができるかということが一番だと思っておりますので、来年度も一生懸命緑陽高校の学生たちの応援をしていきたいと考えております。 ○議長(守井秀龍君) 尾川議員。 ◆13番(尾川直行君) 教育長にもう時間ありませんが、特に文化遺産の関係で博物館法が改定になって、来年4月施行になるんですけど、そのあたり登録ということもぜひ。今類似団体か類似博物館か、正式なものじゃないと思うんで、そのあたり徐々にどうせ補助も国の補助というんか、助成もあると思うんで、ぜひその辺の考え方、博物館の登録という、県が、県の教育委員会が恐らく担当するんじゃないかと思うんですけど、そのあたりについてのお考えをお聞かせください。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 松畑教育長。 ◎教育長(松畑煕一君) 文化財の登録につきましては、市の登録、それから県、国と段階があるわけでございます。先日も大滝山のほうに行ってぜひ県のレベルのほうに、市に今なっていますから、指定。そういうところ、県の方向に努力してほしいという要望を現地に行ってお聞きしたりしております。いろいろ国との御指摘いただいたようなルールの変更その他も勘案しながら、本当に市としてできるだけ文化財の認定、あるいは指定をして、さらにそうやって地元のためにそれをよくPRして知ってもらって文化度を上げる、それは大きな文化的な観点からの大きな力の一つだと思っています。 私は個人的な話をするようで恐縮ですが、大橋部長が非常に文化の造詣が深いので、そういうところもリーダーシップを発揮お互いにしながらそういう文化財のほうも発展をさせていくように努力したいと思っています。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。     〔「よろしい」と13番尾川議員発言する〕 以上で尾川議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、暫時休憩いたします。     午後2時45分 休憩     午後3時00分 再開 ○議長(守井秀龍君) 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次に、石原議員の一般質問を願います。 10番石原議員。     〔10番 石原和人君 登壇〕 ◆10番(石原和人君) それでは、一般質問をさせていただきます。 このたびは、大きな7つの項目についてお尋ねをいたしますので、どうぞよろしくお願いをいたします。 まず、大きな1つ目、市民活動に対する保険についてお尋ねをいたします。 これはある自治会の役員さんとお話をしてなるほど改善の余地はあるのではないか、手続も簡素化され、市民の皆さんもより活動に参加しやすい環境整備につながるのではないかとの思いを持ちましたので、御提言をさせていただきます。 これまで私も自身が役員を務めるボランティア団体で美化活動等を実施する際には1日限定の保険に加入をしたり、また町内会単位等で道路や河川、水路の清掃活動等を行う際には恐らく事前に参加予定者の名簿を提出する事務手続が必要であると認識をしております。 そこで調べてみますと、岡山県内では玉野市、総社市などで導入されている市民活動保険という制度があるようです。どちらもほぼ同等の賠償内容となっており、ちなみに玉野市では市内で市民活動を行っている団体や個人に対する保険制度で、平成29年度以降は事前の加入手続も不要とされ、申請漏れや申請手続の負担軽減に寄与されているようです。 また、対象となる活動範囲も大変幅広く、例えば防犯活動、清掃活動、交通安全活動、防火・防災活動、社会福祉活動など……。 ○議長(守井秀龍君) 石原議員ちょっとやめてください。時間を止めてください。 土器議員、それ外に出してきちっとしてください。     〔「ごめんなさいね。ちょっといらってたから」と14番土器議員発言する〕 時間を止めていますので、大丈夫です。 では、再開をお願いいたします。 時間をお願いします。 ◆10番(石原和人君) どこだったかな。 防災活動、社会福祉活動などほぼ市民活動全般に及んでいます。参考までに、人口約5万6,000人の玉野市担当課にお聞きしましたところ、市が負担する年間の保険料は約90万円とのことです。備前市においても各地域でお世話をされている方々の負担軽減、ひいては地域活動活性化のためにもぜひとも導入に向け研究、検討に値する事業であると考えますが、市長の考えをお聞かせください。 大きな2つ目、市内各所の遊具等についてお尋ねをいたします。 昨年の11月議会の一般質問でもお尋ねをさせていただいた案件でもありますが、先月の選挙戦を通じ市内各所を回らせていただいて、引き続きあちこちの児童遊園地の遊具に使用禁止のトラロープが張り巡らされている様子を見て寂しい思いを抱きましたので、市としてのその後の取組、また今後について改めてお聞きをいたします。 昨年11月議会の市長答弁では、市内28か所の児童遊園地の遊具が経年劣化や設置基準の改定により使用不可となり、利用者の安全確保のためロープを張るなどの対応とし、今後は地区の要望をお聞きしながら早急に危険遊具について撤去と改修を実施していくと答えられました。しかし、約半年経過した今もなおロープが張り巡らされた状況が続いています。 そこで、2点お聞きをいたします。 まず1点目、できるだけ早く見苦しいトラロープ状態を解消していただきたいと考えますが、地元等との協議は進んでいるのか、また今後の対応の見通しをお示しください。 2点目、これも以前提言申し上げましたが、各地子供の減少により児童遊園地に対するニーズも大きく変化してはおりますが、せっかく存在するスペースであります。地域との協議も必要でしょうが、例えば高齢者の健康にも配慮したような新たな公園の検討や、遊園地によっては公園スペースそのものを存続、維持すべきかの検討も併せて行うべきと考えますが、見解をお聞かせください。 大きな3つ目、公共交通についてお尋ねします。 御年配の方々の間には引き続き、いやますます通院や買物への移動手段に対して大きな不安が広がっています。もともと免許をお持ちでない方の多い年代ですし、今は何とか運転しておられる方でもいつ免許証を返納しようかと悩んでいる声をよくお聞きします。 御家族との関係を思い描いたとき、例えば息子さんや娘さん、お孫さんなど離れて暮らしていても週末には買物に付き添われたり、平日の通院にしても何とか御家族がお仕事を調整され付き添われたりがかなえばそんな御家族とのかけがえのないひとときにもなり得ると感じますが、現実には息子さんや娘さんがさらに遠方で暮らしていたり、近くにおられてもなかなか付添いが難しい状況、環境もあろうかと思います。市民の皆さんが生活する上で欠かせない場所への移動手段の確保は市が解決すべき行政課題でも優先度は高いものと考えます。 そこで、確認も含め2点お聞きをします。 まず1点目、2月議会の一般質問の答弁で、香登、西鶴山地区へのバス路線導入を検討するとされましたが、その後の状況、今後の見通しについてお聞かせください。 2点目、細やかなバス路線の導入については道路交通における規制や制約が壁となったり、安全性の確保が困難であったりと高いハードルが立ちはだかるものと思います。また、何とか課題をクリアして運行が実現しても昨年度のお医者バスのように利用が低迷し、存続が困難というのが現実ではないでしょうか。 そこで、再三申し上げておりますが、市営バス運行からさらなる民間タクシーの利用促進にかじを切ってはいかがでしょうか。 現在、実施されているチケット配付型も一つの方策ではありましょうが、例えば美咲町で実施されている主に65歳以上の方対象の黄色い福、黄福タクシー事業を参考としてはいかがでしょうか。利用に当たってはその都度応分の御負担はいただき、それ以上の部分を町が補助するというものです。人口規模は違えども、面積は備前市とほぼ同等で、多くの中山間地域を抱える美咲町の事業ですので、大いに参考となり、利用者の利便性向上にもつながるものと考えますが、御見解をお聞かせください。 大きな4つ目、土地取得についてお尋ねします。 昨年度以降、本市においては先行取得の名の下に積極的な土地購入が進められているように感じています。市民によっては備前市は不動産屋になったのかなどと指摘をされます。この6月議会にも計5か所の土地の先行取得の提案がなされておりますが、ここではそのうち3か所についてお聞きをします。 まず1点目、畠田地内のJR赤穂線沿線用地についてであります。 この件は、2月定例会にJR新駅建設に伴う周辺整備用地として1,650平方メートルを2,700万円で購入する予算案の提案がありましたが、議会において修正可決、購入費用が減額されたものです。そして、今議会に改めて同様の目的で同じ土地を購入する再提案がなされておりますが、前回議会後の検討経緯や地元やJRとの協議の状況についてお聞かせください。 2点目、伊部地内の備前病院前東側用地についてであります。 2月定例会では、今回提案の用地の西側の土地1,050平方メートルを発熱外来及びPCR検査等感染症対策のため4,500万円で購入する予算案が可決されました。このたびの議会にはその東側用地約428平方メートルを同様の目的で2,000万円で購入する提案がなされています。取得後の具体的な計画をお聞かせください。 3点目、東片上地内の旧片上保育園跡南側用地についてであります。 説明によれば、サッカーなどを楽しめる多目的広場整備のため、5,379平方メートルを1,000万円で購入する提案がなされています。こちらについても取得後の具体的な計画についてお聞かせください。 大きな5つ目、企業版ふるさと納税についてお尋ねします。 吉村市長の選挙公約に企業版ふるさと納税30億円(目標)と大きく掲げられており、関心を持って1年間注視をしてまいりました。私は、市長4年間の任期中に30億円かと思っておりましたら、議会での答弁で年間30億円という壮大な目標であったんだと驚愕をいたしました。 昨年度もありがたい御寄附をいただき、例えば浜山運動公園内の遊具整備に活用させていただいたりしたケースなどもありますが、目標達成のためにはよほどのスピード感を持って取り組まねばならず、もう既に市長の任期1年余りが経過しております。 そこで、2点お聞きいたします。 1点目、東京、名古屋事務所開設も年間30億円の目標達成がその一つの目的ではありましょうが、具体的にどのように取り組んでいくのか、お考えをお聞かせください。 2点目、企業版ふるさと納税を募るには地方版総合戦略に基づく地域再生計画における事業設定が必要であると私は認識しております。早急に地域再生計画での市の独自性や特異性を掲げた事業の選定が求められるものと考えますが、この事業選択の進捗についてお聞かせください。 大きな6つ目、市政運営についてお尋ねいたします。 度々議会でも取り上げられますが、財政の硬直化を示す経常収支比率が県内ワーストであり、大変厳しい財政状況にあることは広く市民にも浸透しており、将来への不安を抱く市民の声を度々お聞きします。 そのような状況下、今の備前市で展開されているのは先ほど取り上げた次々と提案される土地取得の推進や新駅構想、旧アルファビゼン、新図書館、屋根つき広場、備前焼ミュージアムなど立て続けに大規模事業の提案や、人口減少や少子化克服の目的も含め補助や無償化の拡大が続いており、本当にこの先大丈夫なのかと私自身も危機感を覚えます。果たして財源の確保は心配ないと市民にお約束できるのでしょうか。財政健全化に向けてどのように考え、今後取り組んでいかれるのか、お聞かせいただきたいと思います。 最後に、大きな7つ目、教育についてお尋ねします。 まずもって学力向上は教育の大命題であることは認識をしております。また、国際教育の重要性もうたわれ始めて久しくなります。備前市においても国際教育課の創設や2月定例会に提案されたインターナショナルスクール構想など、国際教育に対してこれまで以上に重点が置かれているものと感じております。国際教育の重要性を否定するものではございませんが、私は今こそ、いやこれまで以上に私たちが生まれ暮らすこのふるさとの教育、日本文化や地域文化の教育にこそ心を込めて一層取り組むべきであると考えています。 大きな費用をかけずとも、まずは子供たちに備前市のことをもっと見て、知って、考えてもらう教育をと思いますが、既に取り組まれていることも含め、教育長の今後についてのお考えをお聞かせください。 以上で一般質問を終わります。御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(守井秀龍君) ただいまの質問に対する答弁を願います。 吉村市長。     〔市長 吉村武司君 登壇〕 ◎市長(吉村武司君) それでは、石原議員の御質問に順次お答えいたします。 1番、市民活動に対する保険についてでありますが、平素より各地区や各団体などそれぞれの立場においてボランティア活動に取り組まれておられることを厚く感謝を申し上げます。 議員御指摘の市民活動に対する保険については導入している他市を参考に、導入に向けた準備をしてまいります。 2番、市内各所の遊具等についてでありますが、現在市内の児童遊園地において昨年度の遊具の点検結果により国の安全確保基準に合わないものについては使用者の安全確保のためロープを張り、使用禁止としておりますが、11月議会閉会後、3か所の児童遊園地の遊具を全て撤去しております。今年度については14か所の滑り台撤去と18か所のブランコや鉄棒などの遊具の修繕を進めてまいります。 次に、公園等について市民の方々の交流の場や高齢者の方々の健康や憩いの場として必要であると考えておりますので、今後の遊具の撤去時や児童遊園地の更新を検討する中で、地区の要望等を取り入れたいと考えております。 3番、公共交通についてでありますが、西鶴山、香登地域でのバス路線の導入については昨年度末から検討を進めております。区域が広範囲に及ぶことで1便当たりの乗車時間が長くなること、また生活道路に進入する必要があることから、路線バスからデマンド化へ転換することも含め検討しております。 また、地区によっては民間への利用促進にかじを切ってはどうかとのことでありますが、議員御提案の美咲町の黄福タクシーのことも参考にしながら地域の特性に合わせた利便性の高い公共交通網を検討してまいります。 4番、土地取得についてでありますが、市といたしましては新駅建設というビジョンをお示しはしておりますが、JR西日本や地元関係者等との具体的な協議に入るまでの段階には至っておりません。新駅建設というのは一、二年でできるものではなく、積み上げ実現するものであると考えております。JR西日本との協議についてもまずは適地を確保の上でなければ市の熱意が伝わらないだけではなく、適地そのものがなくなってからでは遅いとの考えから、用地の取得を進めるものであります。ただし、さきにも申し上げたとおり、実現には長期の期間を要するものと思われますので、まずは公園用地として活用してまいりたいと思いますので、御理解いただきますようお願いをいたします。 次に、備前病院前の用地についてでありますが、発熱外来及びPCR検査等の感染症対策に訪れる利用者も含めて病院利用者の駐車場、市バスや送迎車両のロータリーなど様々な活用が見込まれますが、最も有効な整備を進めてまいりたいと考えております。 次に、サッカーなどを楽しめる多目的広場整備についてでありますが、現在旧片上保育園の跡地はゲートボール練習場を地元愛好者がつくり、住民の憩いの場所として利用されておりますが、その西側の遊休地2筆を土地取得し、サッカー、グラウンドゴルフ、イベント広場に活用するなど、スポーツを中心としたコミュニティースポーツ広場の計画を考えております。取得後は、市民の友好と融和、次代を担う子供たちの健全育成、スポーツの振興、普及のための有効活用を図ってまいります。 5番、企業版ふるさと納税についてでありますが、寄附金確保に向けての具体的な取組については全国の企業版ふるさと納税では直接対面による営業活動が功を奏している事例も見受けられることから、既に企業訪問を強化しているところであります。 また、今年度組織の強化を図るため、ふるさと納税課を新たに設けて人員を確保し、担当課はさることながら東京事務所、名古屋事務所も含め全庁を挙げて寄附金確保に向けて挑戦をしてまいりたいと思っております。 次に、寄附金を募る具体的な事業計画の選定に係る進捗についてでありますが、令和4年度当初予算においてふるさと納税を積み立てたまちづくり応援基金を財源とした事業を主に地域再生計画と照らし合わせながら事業選定を行い、関連する部署間での調整を行っているところでございます。 6番、市政運営についてでありますが、このたびの土地購入に係る予算、施設建設に係る予算については市の人口減少対策、地域の安全・安心、公共交通の維持、確保、地域の課題解決のためそれぞれの目的を持って提出したものでございます。その多くが将来の人口減少社会を見据えたコンパクトなまちづくり、あるいは効率的な社会構造へ転換を図るために不可欠な投資でありますので、この点を踏まえた御審議をよろしくお願いをいたします。 また、財政状況についてはこれらの事業を進めていく上では市の財政状況をストックとフローの両面から御理解いただくことが大切と思いますので、健全化判断比率や新地方公会計制度の活用なども含めて様々な角度から分かりやすい情報の公表に努めてまいりたいと考えております。 私のほうからは以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 松畑教育長。     〔教育長 松畑煕一君 登壇〕 ◎教育長(松畑煕一君) それでは、石原議員の御質問にお答えをいたします。 7番、教育についてでありますが、議員お尋ねの趣旨に沿って私の英語教育感の一端を述べさせていただきます。 私は大学卒業後、約50年間英語教育を専門として教育研究を進め、励んでまいりました。その間、一貫して考えてきましたのはよりよき日本人になるために英語を学ぶのであり、日本語も英語もできる日本人を目指すということであります。 今や英語力は今後の次世代を担う若者にとっては特に必要とされる3大能力の一つであると指摘をされています。特に、聴覚能力の柔軟で敏感な小さい子供の頃から生の英語に触れる、接する、体で覚えていく、非常に重要なことであると考えております。 日本語と英語とどちらが大切ですかと尋ねられるのでしたら日本語です、日本文化ですと即答いたします。しかしながら、今のグローバル社会にあっては日本語か英語かという議論ではなくて、日本語も、英語もの時代であります。日本語と英語及びそれぞれの文化、日本文化あるいは英語文化などが相乗効果を発揮して高まっていく姿であります。 私の造語ですけれども、ローバルですね。ローカル、地域にしっかり根を下ろしてグローバルに活躍していると。ローカルからグローバル、ローカルとグローバルを合成した言葉、ローバル人の育成を目指して今後とも教育を進めてまいりたいと考えております。 また、備前市のことをもっと知ってもらうためにも日本文化とか地域の文化の教育を目指して、例えば旧閑谷学校などをベースにしたびぜんみらい学を幼、小・中高一貫教育の一つのコアとしても位置づけ、備前市の自然、歴史文化の総合学習を進めてまいりたいと、既に進めているところもございますが、さらに進めていきたいと考えております。 地域を愛し、地域を大切に見る目は世界の中の日本、日本の中の備前市を見る目によって育つものというふうに確信をしております。どうぞ御理解を賜れば幸いでございます。 以上でございます。 ○議長(守井秀龍君) 答弁漏れがあれば議員のほうから指摘してください。 よろしいか。 再質問はありますか。 再質問に入ります。 石原議員。 ◆10番(石原和人君) 御答弁ありがとうございました。 順次再質問、確認をさせていただきながらお聞きをいたします。 大きな1つ目、市民活動の保険ですけれども、先ほど市長から導入に向けてと、研究していくということで。僕もいろいろ調べましたら先ほどもありましたけども、結構な自治体でも導入をされとって、大いに負担軽減と活動の活性化につながると思いますので、ぜひともよろしくお願いします。 それから、大きな2つ目の各地区の各所にある遊具についてお尋ねをして、もう既に3か所の撤去が完了しておる、それから今年度僕の聞き間違いだったら訂正いただければと思うんですけども、14か所の滑り台を撤去する旨の御答弁あったんですけれども、滑り台を撤去することというのはさっき言った地元であったり、地域であったりと御協議をされて方向性を出されての滑り台の撤去なのか、結構な滑り台が撤去されるんだなあという捉えで今お聞きしたんですけど、そのあたりいかがなんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 大森都市整備部長。 ◎都市整備部長(大森賢二君) 議員御質問の地区の住民の方にお話をさせていただいて撤去していくというのは変わりございません。しかし、安全な基準が整っている遊具でありませんので、至急したいということで早めに地区の方と話をさせていただいて進めていくということでございます。 以上です。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆10番(石原和人君) とにかくトラロープ状態を一日でも早く解消をぜひともお願いしたいんで、さっきもありましたけれども、新たな土地を次々買われたり、新たな施設建設に向かわれるのも結構ですけれども、その前に今あるスペースのそういう場所、そういうスペースこそしっかりそれこそスピード感を持って取り組んでいただきたいというふうに思いますので、ぜひともしっかりと進めていただきたいのと、それから撤去、改修の見極めも難しいかも分かりません。ごく一部が老朽化しとって部品のある部分が老朽化していてやむなく使用禁止の遊具もありましょうし、全体的な老朽化でもう使えなくなっているのもありましょうし、そこの見極めも難しいと思うんですけど、撤去すべきか改修すべきか難しいとは思うんですけれども、ぜひともスピード感を持って取り組んでいただきたいというふうに思います、せっかくある場所なんで。 そこには子供さんも今減って減ってなかなか利用されない面もありましょうけれども、広い市民の皆さん、地区の方の御意見もお聞きして、一つはさっき僕申し上げましたけど、御高齢の方も座って体を動かすような遊具、三種の神器のようにもう滑り台と鉄棒とブランコとかにとらわれず、視野を広げてその児童遊園地どうあるべきかというのを御検討いただきたいと思います。これはお願いでよろしくお願いします。 それから3、大きな3つ目、公共交通についてですけれども、先ほど市長から香登、西鶴山地区の路線を思い描いたときに1便当たりの運行時間もかなり長くなるであろう、路線の設定も難しい面もあるので、デマンド化も含めとおっしゃったんですけれども、デマンド化を含めとは恐らくデマンド型のバスが運行するという捉えでよろしいんですかね。その可能性が非常に高いという捉えでよろしいですか。確認を。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) そのとおりであります。私どもは今から約7年前に地元の運輸会社から全面的に市営バス化にしました。そして、タクシー会社等にも運行をお願いをしてタクシー事業も両立できるような形で考えておりますが、先ほどのような例えば西鶴山、香登、生活道路がもう決まっておるんですね。そこに若干大きめの市営バスが通ることは、やはりいろんな基準上難しいところがあります。そうしますと、例えばワンボックス型のデマンドバスを例えば5台、10台、市民の方に持っていただいて、年間使用料を確定していく、そういうようなことは実は総社が先行的にやっております。 この間も片岡市長とも相談しました。なかなか人気がええそうでありますから、全て市営バスにして、そして運行するだけじゃなしに多様化された運行形態、例えばデマンドバス化をし、その地区に1台民間の方に年間の使用料を決めてお渡しをして、そしてガソリン代等もそれに入っておるということで事前の予約で複数の方を地域の方が病院なり、あるいはスーパーマーケット等に連れていく、定期バス路線だけじゃなしにその人たちが例えば朝11時に3人、4人集まれば、そこにはデマンドバス化ということも多様化を含めます。 それから、タクシーチケットも私は本当に高齢者の方やいろんな対象の方にとっては喜ばれておりますし、今年度は昨年度の使用者の方に一々登録なしにこちらからタクシーチケットをお渡しをして、助かりましたという利用者の方の声も担当の方から聞いております。 いろんなふくそうしたシステムを導入して、高齢化時代あるいは弱者対策として足の確保ということは備前市にとっても大事なことと思っております。美咲町の黄福タクシーも一つ勉強してみたいと思っております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆10番(石原和人君) しっかりとお考えいただいておるようで、しっかりこのところも公共交通についてもスピード感を上げて、コロナ禍でどれほど公共交通会議ですか、開かれとんか僕も不勉強で申し訳ないんですけれども、滞りなきよう着実に前進するようしっかりと進めていただきたい分野かと思います。よろしくお願いします。 それから、大きな4つ目、土地取得についてですけれども、ここでは3か所についてお聞きをしたんですけれども、これは前回の一般質問のやり取りで市長と議員としての私と感覚の相違も大きく感じたところで、ここで幾ら議論してもなかなか平行線で時間も限りがありますし、でも僕感じますのは昨年ぐらいことごとく土地取得に関しては先行取得の名目で取得をされる。将来は、こういう可能性もあるよ、こういう活用法もあるよ、実際旧遊技場跡地にしても当初は駐車場の補完、それから市道交差点の改良のための用地確保、それからサイクリングターミナルであったり、それからクライミングやBMXをはじめとするアーバンスポーツの拠点ともなり得るよう、マルシェにもなり得るよう、あらゆる要素が組み込まれての提案、最後には今日もさっきありましたけれども、図書館の候補地にもなり得るということで、自治体としての土地取得の在り方って昨年度来続く今の備前市の方向性でいいのかなあと。もうちょっと目的を明確にした上で土地取得を進めなければならないんじゃないかと僕は思うんですけれども。 それから、そこでいきますと先ほどありましたじゃあ2点目のところの備前病院前用地の東側、東側用地にしても先ほど市長おっしゃいました発熱外来及びPCR検査等の対策のための用地であることと併せて現状の備前病院御利用者の方の駐車場であったり、それからバスのロータリー、送迎の方のロータリーもあり得るよで目的がそこでまたぼやけて、じゃあ本当にじゃあその場所を取得する目的は何なのかと。 そこで、1点お聞きしますけど、病院の関係の方はおられるか、現状で御利用の方の駐車場であったり、そういう送迎の方が車を回されたりというスペースは今不足をしとんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 今具体的な場所が出ていますから具体的に申し上げますが、ちょうど交差点の備前病院のほうに向かって右側であります。すなわち交差点の安全性を考えたときに備前病院に出入りする市民の皆さん方は東のほうに帰られる方、あるいは西に帰る方、交差点用地なんです。西側は前回取得をお願いしました。そして、今回東側についても地権者の方と売ってもいいというお話ですから、交差点の右左ですから私はこの際売っていただけるんであれば私は離れている場所ではないわけですから、私はもう取得をして市民の方が安全に国道2号に出入りできる、あるいは一時的に駐車場にできると。もちろん国や警察あるいは地域とも相談が必要でありますけども、こういうふうに売っていただくときに買わなきゃならないものがたまたまこの5年間の備前市の市政を見たときに、議員の目線では集中していると。私からしたら各地区でそれぞれの用地取得があって、そしてそれをお願いしながら市民の皆さん方の利便性と安全性の向上に、例えばこの東側の土地については議会の御審議、承認をいただければ買うておくということが大事じゃないかというふうに考えております。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆10番(石原和人君) 執行部提案される側ですので、どの土地も今この時期、このタイミングで何が何でも備前市の今将来に向けて必要なんだということでの御提案でしょうから、それをしっかり受け止めて、我々議員ですからそれをしっかりと判断させていただくしかもうないんですけれども、僕姿勢としてはさっき申し上げた、これももう感覚が違えばもうしょうがないんですけど、自治体が土地を取得する際にあれも使える可能性ありますよね、これも使えますよね、地権者がただ同意をされとる、土地を手放すことを同意がされとる、なおかつ一等地であるから今が取得するタイミングである、たしか旧遊技場跡地のときにもあったと思うんですけれども、しっかりもうこのために使うからこの土地を幾らで予算づけをして購入するんだという姿勢でなければ、これもう際限なく土地取得もう各地区あちこちこれから先どんだけの量が出てくるか分からんですけれども、僕が求める姿勢としてはそういうところで、これ来週以降の委員会等でもまた判断をさせていただきますけれども。 それから、畠田の用地についても当初はJRの新駅、それからそういった公園スペースのようなこともおっしゃっていましたけれども、今日の午前中からの答弁をお聞きすると新駅のところがどんどんどんどん後ろへいってすぐにできるところじゃない。だけども、公園、取りあえず公園としてスペース、整備をしていずれそのタイミングが来ればというようなお話なんですけど、それでいいのかなあと、あるべき土地取得の在り方なのかなあということを改めて今日も感じたところです。 そこで、一つだけ、東片上の用地、サッカー場であったり、イベント広場にもなり得るというようなところもあったんですけど、こちらの土地取得はどういうところからどういうきっかけで提案に至っとんでしょうか。どういうところがきっかけというか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 最初のお話のきっかけは、備前市のサッカーをコーチしておられる地元の人から久々井の競技場だけじゃなしに東片上駅すぐそばでございますし、そういうようなところをぜひとも市内に1か所つくってもらいたいという中で、その候補地として地権者の方がよろしいというお話でございますので、先ほどの答弁にありましたようにサッカーの練習場を中心にスポーツ広場として整備をさせていただき、赤穂線の東片上の活用、これが生かしていけるんじゃないかということで適地として判断し、今回議会に提案をさせていただいとるところであります。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆10番(石原和人君) しっかりと委員会、それから含めまた詳しく審査もさせていただきたいと思います。 それから、企業版ふるさと納税ですけれども、大きな5つ目ですね。先ほど、御答弁でまちづくり応援基金を財源としてたしか当初予算でも様々な設計業務の委託料に充てられとったと思うんですけど、まちづくり応援基金を繰り入れて。それらの事業をメインに選定を行うと言われたと思うんですけれども、例えばどういう事業が候補に上げられるでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁を願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 議員御承知と思いますが、企業版ふるさと納税は内閣府の承認をもって実は募集することができるわけであります。具体的な例えばここに10億円かかります。よって、これをふるさと納税でやりますというたときに、万が一集まらなければもうそれでキャンセルできるというもんではないんです。ただし、我々は総合計画の中で備前の事業計画を広く見ておりますもんですから、今回予算上ではふるさと納税として5億円計上しております。これが歳入に当たるわけですね。そして、歳出が3月議会ではたしか208億円で御承認いただいております。よって、今議員の言われるこれを何に充てるということを内閣府で承認をもらってやっておらない、広く備前市の総合計画の下でこの企業版ふるさと納税をいただくということで、それは下限とか上限とかということではないんですね。予算上の歳入では5億円を計上しておるということは間違いありません。そして、それをできる限り歳入を確保するために我々は一生懸命しなきゃならない。そして、できる事業を100%実施させていただきたいということで、歳出について個々のものをふるさと納税企業版に充てるという感覚ではないということを御理解願いたいと思います。 ○議長(守井秀龍君) よろしいか。 石原議員。 ◆10番(石原和人君) 5億円がどっちなのか、個人版なのかどうなのか分かりませんけれども、僕の記憶では今年度の当初予算でも歳入で企業版ふるさと納税はたしか一千数百万円の歳入の見込みであったと僕は認識しとんですけれども、市長がおっしゃる年間30億円、よほどのスピード感を持って事業の選択もなされていかんとむやみやたらに備前市子育て支援に、スポーツの支援に御寄附をお願いしますと日本中の企業さんにお願いしたところで、大都市圏の企業さんお願いしたところでよほどのそこは備前市の特異性であったり、何か訴えかけるものがなければむやみに行っても何ぼ総合戦略に沿った形でいっとってもそこは無理なんじゃないかな。僕がイメージするのは例えば大きなプロジェクト、図書館の建設であったり、ミュージアムのことであったり、そういうような大きなプロジェクトをしっかり事業選定をして御寄附をお願いするのかなあというイメージでおったんですけれども、そこもまた委員会でも詳しくお聞かせいただければと思いますんで、よほどのスピード感を上げていきよられんと年間30億円、なかなか難しいんじゃないかなあという、今日の御答弁お聞きしても感じましたので、また改めて委員会でも御確認させていただきたいと思います。 それから、大きな6つ目の市政運営で大変大きなざくっとしたお尋ねの仕方で財政についてお聞きをしたんですけれども、しっかり、でも市長おっしゃったように分かりやすい形で市民の皆様にお伝えいただく御努力は引き続きさらにしていただきたい。 決算の後ですか、よく広報で見かけるおうちの家計に例えたらみたいな人の絵が出てきて、予算のときですかね、決算じゃなくて予算かな。あったと思うんですけど、分かりやすいお伝えの仕方も工夫をいただいて、さらに取り組んでいただきたい。 市政運営ですから範囲広いんですけれども、補助金や委託料を軽減していく御努力をされた中で、その横で僕の勘違いだとあれなんですけど、人件費なんかのところがかなり昨年度と比べても増えとんじゃないかなあと、義務的な経費のところで人件費なんかがまた。僕の見たところでは当初予算ベースですけれども、約1億円増額になっとんじゃないかな。 予算規模も大きくなっていますんで、その義務的経費のパーセンテージは減ってはいますけれども、金額一つ一つ見れば例えば人件費は約1億円昨年度より増えとんじゃないかなあというのも感じますし、副市長の2人制もこの議会6月6日に2人制も可決をされましたし、今の備前市政昨年ですか、先輩議員もおっしゃっていた、いわゆる船頭さんが次々多くて実際この備前の船に乗り込んでおられる職員の皆さん方が目指す方向をともすれば見失う危険性もあるんじゃないのかなあという懸念も抱くんですけれども、機構改革もなされて教育委員会も大きな変革というんですか、機構改革ありまして、部も今日も部長さんおられますけれども、部も増えていますけれど、備前市全体で組織としてはしっかりと機能されて職員の皆さん同じ方向を向いてしっかりと進んでおるんでしょうか。そういう僕は議員として懸念を抱きますんで、こういうお尋ねしたらしっかり御心配なく、しっかり進んでおりますという御答弁返ってくるんでしょうけど、そういうところで思っておりますし、ぎょうさんの市民の方もそういう思いでおります。 それから、一つ吉村市長1期目のときにおられた職員の方、OBの方からお聞きをした話なんですけれども、例えば決裁の判こを突かれる場面、市長ですから度々あろうかと思うんですけれども、なかなか市長いろんな案件についてなかなか決裁の判こをいただけなくて、部長さん、課長さんは大変通われたりしてかえってそういうお話を僕ちらっとお聞きをしたんですけども、それがもし事実であれば非効率的で職員さんのテンションもどんどん下がってきてというのを感じたんですけれども、それは僕は漏れ聞いただけなんですが、市長返り咲かれて約1年余りになりますけれども、今の市長のところではそういうことはなくて効率的な事務処理もなされてというところで安心をしとけばよろしいんでしょうか。 ○議長(守井秀龍君) 答弁願います。 吉村市長。 ◎市長(吉村武司君) 多岐にわたる質問でしたから、もし答弁漏れがあったりまた言うてください。 人件費は全て議会を通して国の人件費の上昇分と同等に公務員の給料を上げておりますので、これは全て議会の承認をいただいておりますから私は前年、令和3年あるいは令和2年に比べて令和4年度が特別に職員に特別な昇給や賞与を払うているという意識はございませんので、これは通常の範囲の人件費のアップだということで御安心していただきゃいいかと思います。 それから、決裁でございますが、実は私若干市長になりまして民間企業の決裁の仕方と、それから市役所の職員の稟議あるいは決裁の考え方が若干違うなあということは考えています。すなわち民間の場合はそこに売上げがあり、経費を引いて初めて利益が出るわけです。市の場合は、税金をいただいて、あるいは交付税をいただいて、そして予算を執行していくわけです。よって、4月とか、あるいは5月、それから交付税が決定する7月30日、あるいは特別交付税が決定する2月、あるいは決算で5月の末で締めますので、備前市が余剰金がどのぐらい出るかというところで初めて実は借金をせずに決済ができるんです。 残念ながら、4月、5月に当初予算をつくっただけで4月にその決済を集中してこられても、5月に来られても備前市が持っておる普通預金通帳の中身がもしなければこれは借入れをしなきゃならない。すると、利息が発生するんです。私は、こういう点は公務員の皆さん方も今備前市にはどれだけ普通預金があって、これらの決済をしていったらどのぐらい残になって、資金ショートして銀行から金を一時金借りなきゃならないとか、もうこれは毎月月次試算表が例えば私の場合来ますので、それは私も最初に確認します。各課長さんや部長さんも月次試算表を皆見ているわけなんですが、私はノーマルに考えてお金がある範囲で備前市は使っていかなけりゃならないと思っているんです。 よく課があって部がなし、部があって市がなしと私はよく職員に言いますけども、事業はできるだけ早くやりたいもんですけども、この決済に至るまでの資金繰りというものも市の幹部は今考えてくれておると思って私は安心して決裁を進めております。 以上であります。 ○議長(守井秀龍君) 石原議員、通告外の質問は排除するようになっておりますので、お願いします。     〔「市政運営じゃからええんじゃねえん。ええんじゃねえんですか」と10番石原議員発言する〕 引き続いて、通告外の質問は……     〔「市政運営じゃからええんじゃねえんですか」と10番石原議員発言する〕 全般ね。どうぞ。 ◆10番(石原和人君) 時間もあれなんで、もうあと委員会でまた確認もさせていただきながら議案の審査も含め慎重に意思表示をさせていただきたいと思います。どうもありがとうございました。 ○議長(守井秀龍君) 以上で石原議員の質問を終わります。   ~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ○議長(守井秀龍君) この際、申し上げます。 本日の一般質問はこれで終わりとし、後の方の質問については明日以降に行いたいと思います。 本日はこれにて散会いたします。 皆さん、御苦労さまでした。     午後3時57分 散会...